6月3日 雲仙普賢岳の大噴火

1991年6月3日雲仙普賢岳で大火砕流が発生し消防団員、警察官、報道関係者など43人の犠牲者が出ました。私は当時福岡で勤務していたので噴火する前(90年11月198年ぶりに噴火)家族で行ったことがありました。霧氷を見に行ったこともあり90年冬からの噴火が報道されるのを心配していました。まず5月20日の噴火で後に平成新山と名付けられた溶岩ドームが出来それから火砕流が度々起きていたが6月3日のはテレビで見ていてもぞっとする速さ、規模であっという間に山を下って行きました。それまで火砕流という言葉は知りませんでしたが高熱の火山灰、溶岩の破片、ガスなどが高速で斜面を流れていき山麓にいた人々をあっという間に飲み込んでしまいました。被害者には消防団など住民の救助活動の中で亡くなった方が多く「消防で何かあって死ねたら本望たい」「何ば言いよっと。残された人はどうすると」遺族の無念さはいつまでも消えません。