4月14日 花 花

今日は昨日と打って変わった快晴。風はとても強いのだが車の中はガラス越しの光がとても柔らかく気持ちのいい一日でした。この陽気に誘われてあちこちの花が開いています。今日通ったところでは和名ヶ谷クリーンセンターから二十世紀ガ丘に向かう道には赤、ピンク、白と三色のハナミズキの並木があり今赤とピンクは満開、白はもう少しといったところ。東松戸から松戸南高校に出る道の両側にもハナミズキがありますがここは白一色で大分揃ってきました。さらに東松戸の「ゆいの花公園」の横にあるマンションンの植栽はドーム型に刈り込んだ赤、白のクルメツツジで今は赤が見頃です。「ゆいの花公園」はいかにも春らしい花々がちらっと見えます。ここは時々コンサートなどがありまた近所の施設からお散歩に来ているお年寄りの憩いの場にもなっているようです。世の中「コロナ、コロナ」でなんだかギスギスしていますが時に生命を謳歌している花を楽しむのもいいものです。

4月13日 こころの玉手箱

今日から日経夕刊「こころの玉手箱」で俳人の長谷川櫂が登場しています。彼の居間に掛けてあるという大岡信の書「ひとはみずから 遥かなものをものを載せて動く波である」の紹介から始まりました。私は「折々のうた」から大岡信に興味を持ちそして彼を慕う(と私には見える)長谷川櫂も好きになりました。3年前に亡くなった大岡信の業績は私が紹介するまでもないのだが近代日本の中でも頭抜けており詩人、文芸評論、さらにアンソロジストとして人生に同じ年数があるとは思えないような活躍でした。そして長谷川櫂も彼を追って今が旬の俳人です。また数々の評論を出しています。私は彼の「場」を大事に奥深さを追求する句もさることながら平易でありながら鋭い考察をする芭蕉論三部作を始めとした長谷川櫂の文章も好きです。古典への造詣は師譲りで時代のワクを超え縦横無尽です。「1」と書いてあるので何回か続くのでしょう。楽しみが一つ増えました。

4月10日 テレワークオーケストラ

先日友達から面白い動画を教えて貰いました。「新日本フィルハーモニー」がテレワークで「パプリカ」を演奏しているものです。私は「パプリカ」もその作曲者である米津玄師も歌っているFoorinも知らなかったのですが感動しました。今オーケストラを開催出来る状況ではありません。日本を代表するような新日フィルでも同様です。まず一堂に会しての練習ができない、観客を集めての演奏ができない、発表の場がない彼らがテレワークをやっているのです。弦、管パートごとに分かれ音を重ねていきます。一人一人の様子が映っています。いつもは見られない普段着の彼らがときに笑顔で時に真剣な眼差しで一つの音楽を奏でています。最終回は「テレワークオーケストラ演奏会」と銘打ち全員で演奏し一人一人の様子を映し出しそして最後は一枚、一枚消えていきます。みんなが良く知っている曲を選んだのだと思いますがこの時期にふさわしいとてもほのぼのとしたコンサートです。

4月9日 季節の花々

会社の門の脇に植わっているシャラの木に若葉が一杯出ています。つい先頃まで冬の間の固い蕾が少しほどけ両側に船型の葉が2枚と真ん中に1枚出かかった葉が見えていたのですがもうすっかり開いています。私は若葉の中でもシャラのはとても気に入っています。寒い間は松ぼっくりの小型のような蕾ですがそこからうす緑の小さな葉がでてきます。一般的な木々の葉が何枚かは知りませんが3枚というのにそして真ん中に1枚あるというのに驚きました。日一日と葉が大きくなっていき真っ白な柔らかい花が咲くのが楽しみです。また会社の道すがらのお庭にモッコウバラが咲いています。この花は葉も花も小さく柔らかなグリーンの葉と幾重にも重なった黄色の花がとても目立ち、塀に巻き付かせ広く枝を伸ばしている家をよく見かけます。今年は花の時期が例年より少しづつ前倒ししているようで会社の行き帰りに丹精している家々の庭を見るのが楽しみになってきました。

4月8日 緊急事態宣言

昨晩「緊急事態宣言」が出されました。内容は所謂他国で実施しているロック・ダウン(都市閉鎖)とは異なり基本は国民に外出自粛をより促す、病床の確保、経済支援などのようです。政府は今のペースで感染拡大が続けば一か月後には8万人を超えるとの見通しを示しこの緊急事態を一か月で脱出するには人との接触を7,8割減らすことが前提だといいます。テレビを見ている限り国民の外出自粛はかなり徹底されているようで繁華街も閑散としている様子が映っていました。ただ、今現在そして長期間にわたる外出自粛は経済に計り知れない影響を与えそうです。旅行、サービス業、観光などを中心に特に中小の企業には深刻な打撃となりそれらに関連する事業者も含めるとその連鎖は果てしない「ドロ沼」が予想されます。政府には適切な優先順位をつけ当座の運転資金からそして復興への道筋までの対策を期待します。「3密」は避け、手洗い、うがいの徹底をしましょう。

4月7日 コロナが身近に

今日、ここ一か月ほど毎週継続注文を頂いている塾から既にいただいていた来週の注文を延期したいと連絡がありました。定期的に注文をを頂いている議員さんから「こんな時期にポスティングをするのはどうなんだろう」とご心配の声がありました。また今週ようやく注文を頂き「しばらく続けてみたい」といっていた整骨院の先生から「身体接触が避けられない商売なのでどうしようか迷っている、消毒、防具などあらゆることを考えてはいるのだが」ともいわれました。ポスティングそのものは人と接触するわけではありませんので継続するのですがお客様の方がいろいろ迷っているようです。市内の新聞販売店で店員に陽性者がでたらしいとの噂がありました。もし本当ならこの販売店は同僚も自宅待機になり新聞が配れなくなるのですが一体どうなるのでしょうか。自分の近辺で「コロナ」の影響が出始め今まで風評だったものが段々深刻になってきました。

4月6日 ワニ塚桜

先週末は山梨の三か所で花詣をしてきました。「ワニ塚の桜」は樹齢330年というエドヒガンで階段状の畑に颯爽と立っています。根元は4m近く樹高は17mという巨木でそばではカメラにうまく撮れません。運がいいと富士山や八ヶ岳連峰と一緒に見えるようですがそんな飾りがなくとも充分立派でした。薄ピンクの花弁を溢れるほど付けた枝は地面に届くほどに青空に浸み込んでしまいそうになるほどに拡がっています。やや下の方から覗き上げると神々しいほどに眩いばかりに咲き誇っています。「慈雲寺」は臨済宗のお寺とのことで「糸桜」と称していますがエドヒガンの変種とのこと。ここのも樹齢300年といいますがその名の通りまるで十数メートルの上から桜の糸を垂らしたように小さな花を沢山つけています。とても華やかです。「甚六桜」は中央本線旧勝沼駅のプラットフォーム沿線に植わった数百本というソメイで今を盛りの艶やかなトンネルを潜り抜けるのは何とも豪勢です。

4月3日 桜と青葉

こんなに長く桜が咲いているのには驚かされます。ぱっと咲き、ぱっと散る潔さが昔から愛でられてきた一つでもありますが今年は不純な天候のせいで1週間以上咲き続けています。今日も営業で外回りをしていましたが新京成常盤平駅前の桜通りはまだまだ満開状態でした。酒を飲んでの花見は好きではありませんがいつまでも花を楽しめるのは結構なことです。またいつも彼岸花や紅葉を見に行く租光院の庭は今青葉の盛りです。生い茂った木々の間から漏れ来る光が青葉を際立たたせています。この色はとても瑞々しく希望に満ちているように見えます。柔らかい葉を輝かせている陽はまったく初夏のそれです。世の中が新形ウイルスの恐怖に怯え人々は鬱陶しい毎日を送っていますがそんな中での青葉は一段と目に沁みます。コロナも青葉と同じく自分の生存のために活動しているのでしょうが人間にはとても厄介なものです。何とか早く落ち着きたいものです。

4月2日 書評

今日の日経夕刊に動物行動学者の小林朋道氏(私は初めて聞く方ですが)が「意識はいつ生まれるのか:M・マッスィミーニ、G・トノーニ」という本を紹介しています。「なぜ脳という物質に意識という非物質のものが現れるのか:科学における最大の問題のひとつ(だそうです)」それに対しこの動物学者曰く「動物は外界を詳しく知る認知系を持つようには進化していない。個体の繁殖がうまくいくようにのみ進化している。つまり科学という情報処理を含め、特定の認知プログラムがとらえられる外界の断片を、異なる様相で認知しているに過ぎない」という。現代物理学によれば時間と空間は、またエネルギーと物質は同一のものだ。でも我々の脳は互いに異なった様相で認知していると。結局物質も意識もヒトの認知プログラムがとらえた様相なので両立は全く問題ない。だから冒頭の問い自体が間違っているのだという。何となくわかった気になって紹介したのだがさて??

4月1日 海外コロナ情報

志村けんさんがコロナで亡くなったとの報道がありました。プロ野球選手、芸能人などにも犠牲者が出始め現在国内では昨日現在感染者数2,971人死者77人(含むクルーズ船罹患者)と発表されています。更に検査を受けていない陽性可能者が相当数いることから連日国、地方自治体が不要不急の外出の自粛を求めています。そんな中昨日アメリカ新型コロナウイルス対策調整官から米国内で最悪10万~24万人の犠牲者が出る可能性があると発表されました。現時点での犠牲者数は3,000人弱ですので数十倍に膨らむ可能性があるということです。アメリカは第二次世界大戦でも29万人の犠牲者ですから本当に未曽有の大惨事になるかもしれないということになります。参考になるのがシンガポールの例で過去の経験から準備されていた対策、旅行制限、感染者の発病ルート調査とその発表、社会距離戦略(1.8m離れての行動)などが有効に働き大事にならずに済んでいるようです。