4月21日 永守重信

今日の日経朝刊「コロナと世界」と題した記事に日本電産の永守重信氏が出ていました。私は氏に対して「猛烈経営とM&Aで自身が設立した会社を1.5兆円の売上げにし特にM&Aに際し一度も失敗していないと豪語している立志伝中の人」そんなイメージしかありませんが今回のインタビューは大変示唆に富んだ内容でした。「今は見えない敵と戦う第三に世界大戦だ。40カ国以上に工場があり様々な譲歩が錯綜するが指揮官である私が全貌を把握し全てを決める体制にした」と最高責任者としての確固たる信念を言葉にし、さらに「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。自然に逆らう経営はいけない。」ともいいそして最後には「50年、自分の経営手法がすべて正しいと思って経営してきた。だが今回、それは間違っていた。収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働きやすい会社にする」とも。こんなに頼もしい経営者もいるのですね。