5月17日 ラグビートップリーグ

日本選手権を兼ねたラグビートップリーグプレーオフトーナメントが佳境です。昨日はサントリーが、準々決勝で神戸製鋼を破ったクボタと対戦し26対9で勝利。前日の試合では今シーズン限りで現役を引退し医学生になる福岡の3トライを含む大活躍でトヨタ自動車を下したパナソニックとサントリーが23日に雌雄を決することになりました。このトップリーグにはワールドカップで活躍した世界中のそうそうたるメンバーが揃っており選手個人個人のプレーの質の高さ戦術も目を見張る素晴らしいものがあります。以前のようにただぶつかり合うだけからラン、キック、サインプレーなど随所で高等戦術を楽しめます。昨日の試合でもサントリーは1トライだけでキックを多用し小刻みに点を重ね終わってみると大差がついていたという内容。バレットというスーパースターもいるが控えも含めた全員がラグビーをよく研究している印象。23日の決勝戦を心待ちにしています。

5月14日 間違い電話

今朝恒例の始礼の最中に間違い電話がありました。応対した人の様子をみるとどうも高齢者の方からのコロナワクチン予約の電話のようです。「どちらへお掛けですか」と尋ねたら何かの書類を見ながらのようで「書いてある通りにかけているのだが」といった不審げな様子。明らかに読み間違いかダイヤルの押し間違いなのだが納得していない様子で電話切ったようです。間違い電話はよくある話ですが「間違いですよ」といわれれば「しまった」と思うのが普通なのですが年を取るとそう簡単にはいかないようです。。また昼食にいつものハンバガーを頼んだのですがテイクアウト係の女性が「それはありません」と毅然と答えます。「いつも買っているのですが」に応じる様子がないので別なものを頼みキャッシャーで確かめ「係の方が分かってないようですよ」と教えてあげました。高齢者も女性のケースも「もしかして間違った?」と少し振り返れば問題は起きないのですが。

5月13日 ワクチン予約失敗

今日から千葉市で70歳以上のコロナワクチン接種予約が始まりました。8時半開始だったのに9時と勘違いしていた私が予約手続きを始めた時は既に遅し。ということでスマホには「接種券番号またはパスワードが間違っています」という表示がでます。これはもう予約できませんという合図のようですが「今日の予約は一杯になりました」とか明確に表示すればいいのに。次の予約のことを聞こうと思いコールセンターに電話しましたがNTTの混んでいるのでつながりませんメッセージやコールセンターのまた掛けろアナウンスばかりです。何回目かにつながり次の予約は21日だと分かりました。市の「焦んなさんな!そのうちにたくさん来るから」という言葉を信じまたトライしようと思います。世界中の動きをみているとやはりワクチン接種が特効薬のようですがわが日本は遅々として進みませんね。GWの影響でしょうか陽性者、重症者は日毎に増え続け医療崩壊の危機。

5月12日 篠田桃紅

この3月に107歳で亡くなった書家篠田桃紅さんの本が新聞広告に出ています。私は篠田桃紅という方は名前ぐらいしかしりませんしその作品も見たことはありませんが宣伝されている「これでおしまい」というタイトルの本に興味を持ちました。彼女が遺した「人生の言葉」をまとめた作品のようで、その一部が紹介されています。例えば「墨絵はお利口。「これはこういう色ですよ」と何も押しつけない。私は墨というものの知恵の深さを深く感じ取りました」というのがあります。確かに墨は白色から漆黒までのいわば単色ですが書く人により千色を使った作品よりはるかに色彩に富んでいるものがあります。それは書こうとしている物の本質、存在をしっかり把握した作者の表現に因るものでしょうが一方それをどこまで感じ取ることができるかという鑑賞する側の能力も試されています。作品は何も言いませんが見る側によりいかようにも受け取れるということなのですね。

5月11日 サイバー攻撃

昨日アメリカ最大の石油パイプラインがサイバー攻撃を受け停止したと報じられています。このパイプラインは米南部とニューヨークなどの東部を結ぶエネルギーの大動脈で米運輸省は緊急措置を導入しFBIが即座に捜査に乗り出したとのこと。重要インフラへの攻撃は世界各地で相次いでおり、2月には幸い職員が画面上の不審な動きに気づき事なきを得たが、フロリダ州で浄水施設が攻撃され水道施設の化学物質が有害な濃度になった事件もあった。今回の犯行は盗んだ情報を「人質」にして金銭を要求する「ランサムウェイ」というコンピューターウイルスでFBIはハッカー集団「ダークサイド」の犯行だと明らかにした。ダークサイドは「政治には関心がなく目的は金を稼ぐことだ」と言っているが何とも物騒な犯罪です。世界各国を相手に悪頭脳戦を挑むこれら不気味な集団がいつの間にか重要施設の中枢に潜り込み「いうことを聞けさもなくば、、」と脅かすのですね。

 

5月10日 コロナに負けた!

昨日の日経朝刊「春秋」は胸が痛みました。大学院生だった小田和正が建築家か音楽かの選択肢の中で後者を選び「建築への訣別」と題した修士論文を教授の前で発表しその足で新宿に向かう。予定されていた公演のためだ。会場は新宿駅近くのライブハウス「ルイード」。このライブハウスが場所や運営者を変えながら多くの逸話を残し昨年閉じた。「コロナのクソ野郎に負けてしまいました」。公式サイトの代表者には悔しさがにじむ。都の緊急事態宣言で都が休業などをを求めた施設はライブハウス、ゲームセンター、映画館、古本屋、演芸場。都市の隙間に息づく豊かな空間がこの先どれだけ死んでいくのだろうと結ばれています。私は小田和正のデビュー当時から聞いており多少の感傷とともにこの記事を読みました。ただ仕様がないでは済まされない為政者の失策です。一度失われた文化はもしかしたらもう戻ってこないかもしれません。歌も落語も演劇も映画館も。

5月7日 狐の嫁入り

このところの天気は油断できませんが最近の予報とそれを報じるSNSは素晴らしい精度です。先日公園に遊びに行った時のことです。突然雲がかかってきたので大慌てしていると、「一時林の中にでも退避しよう、でも10くらいで上がるから。」と息子が言います。10分後ピット雨はあがりました。ラジオで「天気雨:狐の嫁入り」現象がなぜ起きるのかを説明していましたがよくわかりました。雲の水蒸気が核を捉え地上に落ちてくるまでに15~20分程度かかるので雨が落ちてきたときには空は晴れているケースは別におかしくはないとのことなのです。不明なことがわかることは気持ちがいいのですがあまりに科学的だとなんだかつまらなくなってきます。空は晴れているのに雨が降ってくる不思議な現象を昔の人は狐のせいにしたのですが怪異現象=狐と結びつけたこのネーミングはなかなか面白いものです。もっとも狐が人を化かすというところから面白いのですが。