5月27日 縄文遺跡群世界遺産に

ユネスコの諮問機関が26日「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録するよう勧告したというニュースがありました。縄文遺跡群は大規模集落跡の青森県三内丸山(さんないまるやま)遺跡や秋田鹿角市の大湯環状列石など4道県13市町にある17遺跡で構成されており1万年以上にわたって営まれた狩猟や採集を基盤とした定住生活の変遷を網羅し農耕以前の人類の生活や精神文化の実態を示す貴重な物証と認められたということです。三内丸山遺跡からは彼らが栗を栽培しヒョウタン、ゴボウ、マメなどを食べ竪穴住居に定住していた跡が見つかりそれまでの私の稲作以前の縄文知識をすべて壊してしまいました、さらに墓や祈りの場も見つかり豊かな精神文化があったことを窺わせます。また北海道では獲れないいのししの牙製品がみつかるなど当時すでに広く交易が行われており津軽海峡を挟んで同一の文化圏が形成されていたことが分かる価値ある遺跡群です。