7月6日 朝顔

今朝いつものように家を出たら見慣れた家の玄関口に朝顔の鉢が三つおいてありそれぞれに違った色の花が咲いていました。最近は西洋朝顔というのでしょうか色がどぎつい花が多いのですが伝統的な紺、赤紫、白の斑入りでした。地植えではないので学校から持ち帰ったものかそれぞれの子供用に親が買ってきたのか。そういえば水原秋櫻子に「朝顔市立つ日は癒えて帰る日ぞ」というのがあります。秋櫻子が多分入谷の朝顔市を心待ちにしておりその頃には病気も癒えて家に帰るぞという気持ちを込めた句でしょう。今年も入谷の朝顔市は中止のようです。江戸時代には朝顔の道楽にはまると家が傾くといわれたほどの大流行があったそうでその伝統を引き継いだ朝顔市はとても華やかです。数年前こんな物騒でないころに行ったのですが愛好家が精を込めて育てた朝顔はどれも素晴らしく選ぶのに苦労したほどでした。早くいつもの朝顔市を楽しめるようになってほしいものです。