12月11日 朝霧

私は毎日千葉市から松戸まで通っていますが今朝はものすごい霧でした。100m先は見えづらく車だと結構気を遣うだろうなという程でした。松戸に着いても会社まで周囲が薄っすらしていました。「放射霧」というそうで地面付近の空気が夜間の放射冷却によって冷やされて、空気の中の水分が凝結して霧になったものだとのこと。東京ではそれほど気温が低くなかったので霧は発生しなかったようです。ところで昨日は長野県伊那地方は今年一番の冷え込みになり駒ケ根市内の天竜川流域は朝霧に包まれ幻想的な景色になったようです。雪を被った中央アルプスの山々が浮かび上がり冬の訪れを感じさせたようです。終生故郷である南アルプスの麓で暮らした飯田龍太の句に「山河はや冬かがやきて位に即けり」というのがありますが、高い山々も大きな川もなく海に面しそれほど厳しい冬とはならない房総では普段思うべくもない信州の冬景色を今朝は疑似体験した感じです。