1月29日 マー君復帰

朝刊にヤンキースの田中将大(マー君)が今シーズン楽天でプレイすると報じられていました。マー君といえば楽天時代亡くなった野村監督が「マー君神の子不思議な子」と称え大活躍、特にヤンキース移籍の前年13年は24勝0敗と圧倒的な強さでした。今シーズン大リーグは昨年のコロナ禍でどの球団も資金不足の為オフの移籍市場は出足が遅く行き先がなかなか決まらないマー君もしびれを切らしたようだとのこと。大リーグが彼の選手としての価値を認めなくなったわけではないだろうから時期が来ればまた大リーグに戻るのかもしれない。それにしても野茂選手が大リーグへの道を切り開いて後日本人選手の挑戦が続いていますがその成績を見ると松井とイチローとマー君がダントツですね。日本で超ド級の選手は大リーグでも通用するということなんですね。かつて甲子園を沸かせたマー君が日本でアメリカで活躍し脂の乗りきっている今どんな活躍をするのか楽しみです。

 

1月28日 アマンダ・ゴーマン

先日のバイデン大統領の就任式での一人の少女の朗読が大変すばらしいものものなので紹介します。彼女はまだ大学生とのことですが既にその詩才を認められておりケネディー大統領以来伝わる大統領就任式での詩の朗読をしたのです。”The Hill We Climb”と題し彼女は静かに語り始めます。「日が昇ると我々は自問する。この終わりのない陰のどこに光を見つけることができるのだろうか」とアメリカがこれまで何回も困難に遭遇しながらそれに打ち克ってきたこと、我々は未来が最も大切だと知っているので分断を終わらせ我々の違いを脇に置く必要があるとも。そして最後に「日が昇れば我々は恐れることなく炎の陰から出ていく。恐れを解き放てば新しい夜明けが来る。我々がそれを見る勇気があれば、我々がそれをする勇気があれば、そこにはいつも光があるのだ」と結ぶ。彼女のしなやかで力強い声が終わった時、残された余韻と感銘が会場を包んだ。

1月27日 脳震盪

相撲協会が脳震盪について新たな見解を発表したと出ていました。過日の初場所幕下の相撲で激しくぶつかった力士の片方が脳震盪で倒れたが本人が大丈夫だというので仕切り直しということになったのだが、これについて脳震盪は決して軽いけがではない下手をすると力士生命を終わらせてしまうこともあるので本人の意思確認だけでなく審判の判断でダメな場合は不戦敗にするという内容のようです。確かラグビーでも脳震盪で倒れるとしばらく場外待機といったルールがあったように記憶しています。またボクシングでも「脳が揺れる」という表現がありますが立っていられなくなるようでパンチドラッカーなどの後遺症が出ることも聞く話です。日本伝統の相撲は他の競技とは違うのだスポーツではなく神事だなどという話もありますがやっているのは鍛えられ少々人間離れした体格ではありますが生身の体同士なので力士の健康を守る今回の措置は結構なことだと思います。

1月26日 虚構新聞

先日、時々話題にする福岡在住の先輩からまた面白いネタが入ってきました。ある日のNHKで「虚構新聞」というのを取り上げていたというのです。私はこの新聞のことを全く知らなかったので早速添付してあったURLを覗いてみました。これは面白い!初めから現実にはありえないフィクションのニュースを掲載するウェブサイトと宣言しさらにお願いとして取り上げるニュースはすべて虚構のものであり現実の人間 団体とは関係ありませんと謳い色んなウソ情報を流しているのです。中身は自分で確かめた方がより楽しいと思いますので引用はしませんが傑作なのは虚構だと報じたニュースが実際に起きてしまった場合の誤り方で例えばこんな具合です。「誠に申し訳ない、真実の情報を流してしまった」と謝罪しています。一時期世界中を席巻した「フェイクニュース」とウソ宣言した「ウソニュース」とさて「鷽」はどちらにそのユーモア度の軍配を上げるでしょうか。

大相撲初場所

大相撲初場所が平幕大栄翔の優勝で終わりました。といっても私は精々夜のスポーツニュースでその結果を見るくらいのファンなのですが。今場所は横綱が二人とも休場、綱への昇進チャンスだった貴景勝も途中から休場ということでさっぱり盛り上がらない出だしだったのですが大栄翔が三大関を倒し8日目迄自分より上の力士を総なめし俄然活気づいてきました。この力士立ち合いから真っ向勝負の突き押しで相手がだれであろうと委細構わず真一文字に突っ走る爽快極まりない相撲です。何となく経験を積んでくると馬力だけでは勝てないということで方針転換の力士が多いのですが大栄翔にはこのスタイルを貫いて欲しいものです。そして埼玉出身で初の優勝だとかで地元の喜びは大変なようですが優勝祝賀会はほどほどにして来場所に向けての稽古が十分出来るようにさせてあげて下さい。是非贔屓の引き倒しで次のチャンスを潰すことのないようにして欲しいものです。

1月22日 トランプ対グレタ

マッチョ元大統領がらみで最後ッペ。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんがかの元大統領がホワイトハウスを出てヘリコプターに乗り込む姿とともに「明るく素晴らしい未来を楽しみにしているとても幸せなお年寄りのようだ」とツイートした。これは彼女が2019年9月国連気候サミットで世界のリーダーたちに環境汚染により世界中の生態系が壊されているそれなのに二言目には金だ経済だというと涙ながらの訴えに対しマッチョ大統領が「明るく素晴らしい未来を楽しみにしているとても幸せな少女のようだ」とからかったことに対する返礼文になっている。比べるとa girlがold manに変わっているだけなのだ。自分の言葉で堂々と世界中にアピールすることができるグレタ、そして支持者たちだけのために世界中にアピールしたマッチョ元大統領に対し強烈な皮肉で見送った彼女の何事も恐れず物申す姿勢とユーモアのセンスには感服。

 

1月21日 新大統領就任式

昨晩はどこのテレビもアメリカ大統領就任式を大々的に取り上げていました。私はレディ・ガガが国歌を歌っているのは見ましたが大統領の演説内容は新聞報道で知りました。普段だと大統領を祝福する物凄い数の人達がこの就任式に参加していますが今回はそれに代わるアメリカ国旗と州兵の姿が目立ちました。バイデン氏は「今直面している様々な困難に全国民が結束して臨めば克服できる、個人的利益ではなく公共の利益を考えて皆さんの為に尽くす」と結んでいますが私が印象深かったのは「この1年間で亡くなったコロナの犠牲者数が第二次大戦で亡くなった数と同じ40万人」というくだりです。自国が戦場になっていないせいもありますが戦死者数は日本の1/8で圧倒的に少いこと、一方人口は日本の3倍なのにコロナの犠牲者は日本の100倍だということです。とんでもない惨禍なのにマッチョ大統領はその対策を怠り大統領離任式の参加者は「ノーマスク」でした。

1月20日 米大統領就任式

今日の真夜中に第46代大統領ジョー・バイデン氏の就任式があります。前大統領の蛮行で式場となる連邦議会議事堂周辺は封鎖され大変な厳戒態勢のようです。それにつけても思いだすのは前々大統領オバマ氏の演説です。黒人奴隷の子孫ではないとはいえ黒人系で初めての大統領。会場は溢れるばかりの支持者たちで埋まりその中でオバマ大統領の演説が始まりました。格調高くメリハリが効いたその演説はまさに後世に残るものでした。「私達がここに集まったのは恐怖ではなく希望を、対立と不和ではなく目標を一つにすることを選択したからです。」そして最後に「試練に晒された時には逃げずに地平線と神の恩恵をしっかりみつめ自由という偉大な贈り物を未来の世代に無事届けるのだ」と結ぶ。私は何回も英語の演説を聞き子供にもそのCDをプレゼントしました。未来は洋々としており、何事にも打ち克てるのだと信じました。バイデン新大統領は今日何を語るのか。

 

 

1月19日 鼻マスク

昨日大学入学共通テストで試験中に鼻を覆わずにマスクを着け、度重なる注意にも従わなかった受験生が失格になったと報道されていました。センターは試験中は「常にマスクを正しく着用してください」との文書をHPに掲載、試験当日も持参を求め会場で指示に従わない場合は「不正行為となることがある」と明記していた。さらに感覚過敏などで長時間の着用が難しい場合、事前に申告すればマスクなしで別室での受験を認めていたとも。今回の措置は適切なものだったと文部省。賛否両論あるようですが、私はどうしても鼻までマスクをするのが身体的に耐え難かったらその旨伝え別室での受験をすればいいのにと思います。何回も注意され「これが自分の正しいマスクの付け方だ」と言い張って準備をしてきた折角の受験のチャンスを逃すのはもったいないと思うのですが。少なくとも鼻を出すことの医学的問題提起をする場所として受験会場がふさわしいとは思えません。

 

 

1月18日 梅一輪 

昨日我が家の鹿児島紅梅が一輪咲いているのを見つけました。青い空によく映えます。例年の開花時期を記憶してないのですが少し早いような気もします。今年も花芽が沢山ついているのでこれから楽しみです。この鹿児島紅梅は八重の小さな花で真紅の花の中に黄色いおしべが目立ちます。随分前鎌倉の宝戒寺で見たのを気に入り庭に植えたのですがどんどん伸びていきお隣の庭を侵食しそうなので毎年枝を相当切っているのですが確実に花を咲かせます。飯田龍太の句に「白梅の後紅梅の深空あり」というのがあり信州では白梅の方が先に咲くといっていますが園芸本によると紅梅白梅のどちらが先に咲くということはないようです。またこの区別は幹の内側の色で決まるのであって花の色ではないんだとか。つまり剪定時にみると幹の内側が紅色なので我が家の梅は紅梅で赤い花が咲くということになるのですね。能書きはともかくとして私の中では春の訪れはこの花の開花です。