9月25日 営業担当者の雑記

朝刊にようやく千葉の停電が概ね解消されたと報道されていました。それでも引き込み線の断線などでまだ電気が使えない家庭も若干残っているようです。台風15号は大変な傷跡を残してしまいました。今回も「想定外」という言葉が出てきています。ゴルフ場の鉄塔が強風のため倒れ隣家の屋根に直撃してしまった話ですが、ゴルフ場側の弁護士は想定外の強風だったのでゴルフ場側に落ち度はない。つまり自然災害なので隣家は自分が入っている災害保険から修理することになるのだろうというものです。法解釈として一部理解できるところもありますが、全体的にはどうも釈然としません。隣家にしてみれば降ってわいたような話です。想定内での風対策は十分だったのか?などといいだすと結局裁判所に判断を委ねることになるのでしょうがその間にも雨は降り家は更に壊れていくのでしょう。こんな時は取り敢えず国なのか地方なのか何がしかの援助をするべきだと思いますが。

10月31日 常盤平の紅葉

悪魔の台風が去ったあと気温がぐっと下がってきました。薄手のジャケット、夏用のパンツだと朝晩は少し涼しいくらいです。朝晩の寒暖差が大きくなってきたせいでしょう毎度ご紹介している新京成常盤平駅前から延びる通称けやき通りの木々が色づいてきました。牧の原団地に向かって一直線に伸びる大きな通りの両側に一定間隔で植わっているけやきが空に向かって背筋を伸ばし、その先に茂る葉は空間一面に広がっています。時に頭上で交差しそして所々でその隙間から秋の日が差し込んでいます。いわゆる「もみじ」ではなく広葉樹の紅葉は何となくしっとりとしておりとても気分が落ち着きます。縁石には枯葉も溜まり柔らかな枯草の匂いが鼻をくすぐり牧之原小学校から駅前までの数キロを車で走るのが楽しい季節になってきました。

10月30日営業担当者の雑記

昨日緒方貞子さんが22日に亡くなっていたと報じられていました。元国連難民弁務官。92歳。彼女がヘルメット、防弾チョッキを付け紛争地域に入る姿を何度もテレビで見ました。戦後復興期に世界に飛び出し活躍したので彼女にはまず「女性初」という肩書がついて回りました。さらに曽祖父が犬養毅という超セレブ育ち。しかしこのような出自にも拘わらず彼女は肩ひじ張って地位を誇示するとか威圧的な言動をするとかいったこととは無縁な方のようです。どこかの記事に「Noblesse Oblige」という言葉がでていましたがそれよりいわゆる明治の気骨ある教養人という感じがします。「日本だけの平和を求めるべきではない」そのための活動を生涯続けてこられたのですね。昨今世界中に○○ファーストといいいながら国の指導者になっている人が大勢いますが、人道支援を掲げ「お互い様精神」で世界が平和になるように献身した彼女。本当にありがとうございました。

10月29日 営業担当者の雑記

今日の日経2面夕刊に「カスハラ」には毅然と対応、理不尽顧客被害広がると題した記事が出ていました。アンケートを実施したコンサルティング会社によると「カスハラ」とは「カスタマーハラスメント」のことで購入から半年たった商品の返品を要求され、断ったら土下座や退職を強要されたなどといった例があるといいます。確かに最近スーパーのレジ前で何でもないことにいちゃもんを付け大声で怒鳴っっていたり飲食店で自分の注文の仕方が悪いのに間違えた店員に聞くに堪えない罵詈雑言を浴びせているのを見かけます。これへの対策を同社は「意見は否定せず要求は聞かないこと」といいます。理不尽な要求の背景には「自分は正しい」との思い込みが多く共感を示せば怒りは和らぎやすいとも。私が見た飲食店のケースでは店員が困り果てているのに店長は出ていかず知らんぷりでした。不当な要求には毅然として責任ある人が対応することでしょうね。

10月28日 営業担当者の雑記

先日一足先に奥日光で紅葉を楽しんできました。「いろは坂」の紅葉にはまだ早いせいか道は混んでいず中禅寺湖には目もくれずまずは湯の湖までと車を走らせました。標高1,400mを越える湖はもう大分紅葉しており湖面に映る様々な景色はどの角度からも素晴らしいものでした。一周3kmほどの散策路を写真を撮りながら、野生の猿に出会ったりしながら30分ほど歩くとこの日のメーンイベント「湯滝」があります。今まで波一つ立たない静かな湖畔だったのに突然前方からゴウゴウという水音が聞こえてきます。水の落下口から右側木々の合間に見える急角度の滝を見ながら階段を100mほどもあるのでしょうか観瀑台に降りていくと目の前に滝の全景が飛び出してきます。高さがあるので頂上は見えませんが幅30m、高さ70m、前日の雨もあり圧倒的な水量と飛び出た岩に当たった水飛沫、両側の紅葉交じりの木々、瀑音。想像以上の素晴らしい滝でした。

10月24日 営業担当者の雑記

先日IOCが東京2020でのマラソン、競歩会場を札幌に変更するとの話がありました。理由は一月前位にドーハで行われた世界陸上選手権大会で両種目の棄権者が続出したので選手の健康を考え気温が高い東京での実施は危険だとのことのようです。主催者の東京はいくつかの暑さ対策を考え、オリンピック日本代表を選ぶ際には本番と同じコースを使い暑さに強い選手を選ぶと同時に選手に与える影響なども検証したようです。そんな努力がいっぺんに吹き飛ぶ会場変更というニュースに都知事は「北がいいのなら北方領土でしたら」と目一杯の皮肉を放ちましたがさてどうなることやら。確かに選手のことを考えると東京で盛夏にマラソンするのは危険ですが、どうもこの時期での開催というのは莫大な収入源となるアメリカのテレビ局の意向もあったとか聞きます。棚ぼたの札幌は大歓迎のようです。感情的にはすっきりしない部分がありますが上手に解決してほしいものです。

10月23日 営業担当者の雑記

ラグビーW杯でベスト8の悲願を果たした日本は準々決勝で南アフリカと対戦し3-26で完敗しました。ノーサイドの瞬間膝から崩れ落ちるマイケル・リーチ、目を真っ赤にしている流、声が聞こえるほどの号泣は田中、笑わないと揶揄されている稲垣も涙、途中ケガで退場した田村も顔をゆがめている、、、そして興奮が冷め始めるとメンバーから安堵なのか、やりつくした達成感なのか笑顔が出始めた。三々五々に肩を抱き合い、ハイタッチをしグランドに手を振りそして南アフリカの選手たち一人一人と手を取り、抱擁しお互いの健闘を称えあう。インタビューに応じたキャプテン・リーチはここまですべてを犠牲にし「ONE TEAM」となり8強の壁を破ったメンバーに誇りを持っていると。いままでこれほど感激した試合があっただろうか。前回南アに勝ったときは興奮の極みでしたが今回はそれとは違う「感激」です。彼らからほとばしっていたのは流血、汗だけでなくやり通せたものだけが得る魂の震えでした。

10月18日 営業担当者の雑記

朝晩めっきり涼しくなり長そでシャツに上着を着て出勤しています。あんなに暑かった夏も台風の到来とともにどこかに行ったようです。帰宅途中には近所の庭から金木犀が香ってきます家の玄関先では銀木犀もひそやかに主張しています。いつのまにかもうすっかり秋なんですね。昨日の西行を引けば「心なき身にもあわれは知られけり」といったところでしょうか。毎年旅行雑誌を眺めてはあちらこちらと紅葉狩に出かけているのですがなかなかイメージ通りの景色にはお目にかかりません。勿論プロのカメラマンが一番いい時期を狙って取った風景写真と比べるべくもないのですが、いかにも観光用に植えた「いろはもみじ」にはあまり魅力を感じません。山一面が赤、黄色、緑それらのグラデュエーションで染まるいわゆる「錦織なす」といった紅葉が見たいのですがうまいことを巡りあうのは難しいようです。今年は山々が台風で無残な姿になっていなければいいのですが。

10月17日 営業担当者の雑記

私の好きな西行は1140年10月15日22歳で出家したと伝わります。彼の出家の理由はやんごとなき方(鳥羽天皇の中宮:待賢門院)に恋をしたからとか、朝一緒に役所に出仕した友達が夕方には亡くなり世を儚んだとかいくつかの説があるようです。それまで北面の武士として文武両道に優れ鳥羽上皇の寵愛を受けさてこれからという役人人生を捨ててしまったというのですね。世に西行ファンは五万とおり私も白洲正子の「西行」に影響を受けてからのお付き合いなのですが彼の面白いのはまったくただの坊主、歌創り放浪者ではなくどちらかというと生臭さ丸出しのところです。当時の勅撰集に採歌されるために結構な策略をしたり東大寺再建のための金策をしに平泉にまで出かけるのですが道中に寄った鎌倉で頼朝をおちょくったりまた桜の満開の時期に死ぬのだと公言しその通りに亡くなり当時の貴族間で話題になったといった伝説に事欠かない破天荒坊主だったということです。

10月16日 営業担当者の雑記

昨日はW杯ラグビーでの日本の活躍は控えましたが、スコットランドに勝った試合はもう感激だらけです。前半始まったばかりにトライされたときはどうなるものやらと心配しましたがその後福岡、松島、さらにスクラム前列の稲垣まで4人が絡むオフロードパスでトライ。これは息を飲むほどの素晴らしい連続攻撃でした。福岡も超かっこいいオフロードパス、ジャッカルしたボールを奪いそのまま4,50メートル独走でゲット。さてこのままいかないのがスコットランドの地力でしょうか。後半は立て続けにトライを奪われ7点差にまでなったのですがここからの日本の「魂」の守備は涙ものでした。全員が守備に就き、タックルしてもすぐに起き上がりまさに一丸となり必死のデフェンス。会場も全員が1チームになりラスト5秒はカウントダウン。「勝利!!」アナウンサーの声はひっくり返るは我が家のテーブルはぶっ壊れるやら。二人しかいませんが我が家も総立ちで喝采。