6月16日 営業担当者の雑記

今朝の日経に闘う農業と題したシリーズ記事が目を引きました。市街化区域などの厳しい規制が敷かれる東京の農地はどんどん失われ素人が農業を始めて暮らす場所としては想定しにくくなった中、8年前都内で福祉関係の仕事をしていた若い夫婦が農業に興味を持ち神奈川などの行政窓口に相談したがいろんな理由をつけて断られ諦め半分で都農業会議の松沢氏に相談したところ高齢化など農家に潮目を感じていた彼から「やる気があれば何とかなる、応援するよ」といわれた。彼の尽力で瑞穂町の畑を借り「非農家出身で就農したのは初めて」と新たな「東京農民」が生まれた。当初は大変だったが今は無農薬栽培が固定客を掴み生活も軌道に乗ってきた。これに刺激を受けた100人を超す就農希望者がこの1年間で松沢氏を訊ねてきたというもの。どん底に映る農業なのに挑む人々がいるということで次回が楽しみ。

6月15日 営業担当者の雑記

この時期は梅雨に咲く花の便りがあちこちから聞こえてきます。土曜日の休みが月に二回なので先週はちょっと欲張って足を伸ばしました。まず佐倉のラベンダー園次は佐倉城址の花菖蒲最後に茂原の服部農園に紫陽花を見に行ったのですがここは予想外の景色でした。急斜面の丘一面に紫陽花が植わっておりその間を縫って登っていくともう本当に色、形が違う花々が所狭しと咲き誇っていました。出来るだけ自然の地形を利用して、歩道を作り展望台を設置した個人の農園はそうそうないのかなと思います。花は丁度見頃で下からは花が迫ってくるように上からは緑の中にいろんな色を落としたように広がる紫陽花畑は何とも絶景でした。急斜面の上り下りに汗をかきかき歩き回ったのでアイスクリームの美味しかったこと。夕方で観光バスもなく駐車場もすいており所謂紫陽花の名所とは一味違った花畑を楽しめました。

6月12日 営業担当者の雑記

朝刊におもしろい記事が載っていました。それは11日京都大学のグループが「犬は飼い主に意地悪した人にはなつかない」という実験結果を纏め発表したものです。飼い主が両脇にいる人の一方に箱の蓋を開けるように依頼したがそっぽを向かれる場面を見せた上で両脇の二人が同時に餌を出し、どちらを食べるか調べた。すると飼い主に非協力的な人から餌を貰うのを避ける行動を取ることが分かったと言うのだ。身近な人に不親切な人を嫌う感情は一部のサルに備わっていることは知られていたようだが、「自らの損得に影響がない時でも飼い主との関係で人を評価することが窺える。喜びや怒りという単純な感情ではない複雑な心の動きが備わっているのではないか」と研究者はいう。味方の敵は敵、などとシャレることもないが犬も飼い主と良好な関係にない人には警戒するということなのですね。

6月11日 営業担当者の雑記

今朝通勤途中でおもしろいものを発見しました。会社のすぐそばまで来た時目の前の路上に5,6cmほどの黒い物体がちょこちょこ動いています。一度は見逃したのですが「なんだあれは」ということでもう一度座り込んで良く見ると毛虫なんです。毛虫って歩きました?足がありましたっけ?体を左右に揺さぶるでもなくごく普通に歩いています。毛虫は木にぶら下がっているのしか見たことがないのでとても驚きました。去年家の梅の木に物凄い数の毛虫が発生し葉を食い荒らした時、暫くは一匹二匹と木の棒で落としていたのですがとても追いつかず枝そのものを切り次々に踏みつけた記憶があります。養老猛司さんのような「昆虫老人」ではない私は梅の葉を食い荒らした憎っくき奴とばかりに退治しました。それが今朝の毛虫は何とも健気に短い体を動かしながら進んでいるのです。無事に目的地に着いたのかしら。

6月10日 営業担当者の雑記

2020年に開催される東京五輪・パラリンピックでいくつかの競技会場が当初の予定から変更され、フェンシング、テコンドー、レスリングの3競技が幕張メッセで行われる事になったとの報道がありました。全競技が8km圏内で実施されると言う「謳い文句」はありますが、何が何でも当初の計画通りにと意地を張らず出来る範囲でやればいいというのが私の気持ちです。メイン会場は最初の予算からどれだけオーバーするか不明且期日までに完成するのかにも疑問だとか。掛かる費用の桁がとてつもなく大きくさらに残った施設の維持にも莫大な費用が必要なことを考えると「オリンピック成功の為には何でもアリ」などと舞い上がらず極力無駄なお金は使わないようにして欲しいものです。確かにオリンピックは一大イベントではありますがここは少し冷静になって全体を見直しべきだと思います。

6月9日 営業担当者の雑記

昨日関東地方の梅雨入り宣言がありました。平年並みで去年より三日早いのだとか。とはいっても「梅雨」の定義はないようなのでまあ天気図上に梅雨前線がかなりの確率で留まっているといった程度なのでしょうが植物を見ていると結構「梅雨」は感じられます。万太郎の句に「睡蓮の池まず梅雨に入りにけり」とありますがこの時期睡蓮だけでなく紫陽花もどくだみも花菖蒲もみんな雨がよく似あっています。会社の近所にあるお墓には「露草」が咲き梅の実がすっかり落ちた木の下では何とも涼やかな香りが広がっています。広重はしっかりとした線で川に橋に笠に人に叩きつける雨を表現しましたがとても生活感があります。夏を迎える前の雨は植物にとって大切なだけでなく古来より我々の生活の中にもすっかり溶け込んでおりむしろこの雨を楽しんでいるようにさえ思えます。今年の雨が程々でありますように。

6月8日 営業担当者の雑記

昨日袖ヶ浦公園に花菖蒲と紫陽花を見に行きました。初めて行ったのですがこの場所、とても広く池あり、小高い丘ありと中々いいところでした。この時期観光地はどこでも趣向を凝らして珍しい品種や色の組み合わせを考え花菖蒲を見せていますがこの袖ヶ浦公園にはそんな気遣いはほとんどありません。ただ1万5千本という株は結構豪華ではあります。わたしはむしろそれより大勢の子供たちが花菖蒲の脇を流れるごくごく小さな水辺で4,50cmの竹の棒を持ち餌は何なのかザリガニを釣っているのにびっくりしました。体が半分水に浸かりそうになっている子、水の中の杭を器用に渡っている子、ザリガニが釣れて大騒動をしている女の子。随分昔にみた光景が広がっていたのがとても印象的でした。子供たちがワイワイいいながら楽しそうに遊んでいる姿をみるのはこちらまで嬉しくなってしまいます。

6月5日 営業担当者の雑記

毎月5日は恒例の会議です。先月分の実績を皆さんに報告するわけですがこのところ数字がよくないので結構つらい時間帯になっています。特に誰かからお小言を頂戴するわけではないのですがどうしても営業の習性でいい時はそんな顔に,悪い時はそれなりの顔になってしまいます。世の中の景気は良くなっていると言うのでまさか安倍首相の所為にするわけにもいかず、かといって「えりか様」のように開き直るのもみっともないので何とか改善策を探るのですが厳しい状況を打開するまでには至りません。お客様の開拓にあっと驚くような手法はそうそうありませんので結局地道に出来るだけ反応がでそうなお客様を探していくことになります。メゲテいるとお客様への電話にもそんな雰囲気が伝わってしまいますのでここはぐっとこらえて明るく元気にですな。

6月4日 営業担当者の雑記

会社の門扉の横に植えてあるナツツバキが2輪咲きました。あちこちで咲いているのを見かけていましたが、会社のは薄い緑の衣に覆われた直径1cmくらいの円い花芽の状態がしばらく続いており、いつになったら咲くのかなと思っていましたがようやく開花しました。5枚の白い花びらが重なり合い小ぶりの天目茶碗といった形で薄い花びらの端がやや縮れ中の黄色い花糸が透けて見えます。結構大きくなる樹のようですがまだ背丈も2m位。薄めの葉と白い花は清楚なお嬢様といった風情です。物の本によると日本から朝鮮半島にかけて自生していると書いていてあるので御釈迦様が入滅した時にあったという「沙羅送樹」とは違うのでしょうがでも何となくそのたたずまいには高貴なものを感じます。花に高貴も下品もないのですがそれでもその形、色、全体の景色は其々の花で違うものですね。

6月3日 営業担当者の雑記

今日は本当に久しぶりの雨です。足を悪くしてから歩き方がおかしくなり家から会社に着くまでに靴とズボンの裾がすっかり濡れてしまい古新聞紙で必死で拭きました。報道によりますと九州地方は梅雨入りをしたようですし関東ももうじきとのこと。今までがあまりにも晴天続きだったので野菜が高騰する等の被害が出ていましたが今日の雨が少しは潤いになればいいのですが。梅雨になると蒸し暑くジメジメしており食べ物は腐りやすいし、、、とあまりいいイメージはありませんがでもこの時期がなければ日本ではそこら中で困った事が起きます。梅雨の雨がなければお米、果物などはうまく育ちませんしお花もきれいにはなりません。もうすぐあちこちの花菖蒲の名所でお花まつりが始まります。クチナシが香り紫陽花が競って咲き出します。花を眺める余裕を持って梅雨を楽しみたいものです。