松戸憲法記念日の集い
斎藤美奈子さん講演会
2025年松戸憲法記念日の集い「斎藤美奈子さん講演会」(松戸市、松戸市教育委員会、松戸よみうり新聞社ほか後援)が5月3日午後0時45分から松戸市民会館で行われる(開場は正午。講演会は午後1時40分から)。参加費(資料代)500円。18歳以下無料。
第1部では、ノーベル平和賞を受賞した「日本被団協」事務局次長の児玉三智子さんの語り「核兵器と人類は共存できない!」が行われる。会場では、被団協によるパネル展示も。
実行委員会では「日本国憲法は悲惨な戦禍の経験の中から生まれた人類の知恵の結晶です。アジア・太平洋戦争終結から80年、わが国においては、戦争で人を殺したり、殺されたりしたことは一度もありません。もし、世界の国々が日本のような憲法を持つ国になったら、きっと紛争はなくなり、もっと平和で、豊かな世界が実現するでしょう。誇るべき日本国憲法を世界に広げることこそ、最大の国際貢献になるのではないでしょうか。しかし、世界は一部の無謀な為政者たちがあちこちで殺戮を繰り広げ、多くの子どもをはじめ市民が犠牲になっています。国内でも『周辺国の脅威』が必要以上に叫ばれ、それを根拠に『憲法改正』の動きがますます強まり、膨大な防衛予算がつぎ込まれるなど予断を許さない状況になりつつあります。そんな中、2024年度のノーベル平和賞を日本被爆者団体協議会(被団協)が受賞しました。これは、『平和』・『核廃絶』を願い草の根の運動を行っている世界の人々に大きな励ましを与えてくれるものです。『松戸憲法記念日の集い』を主催する私たちにとっても、我がことのような喜びです。今年は、東京新聞の『本音のコラム』でおなじみの斎藤美奈子さんをお招きし、共に日本国憲法を学び直し、世界に誇る日本の平和主義憲法を守りぬき、平和の声がいっそう広がることを願っています。多くの方々のご来場をお待ちしています」としている。
斎藤美奈子さんは56年新潟市生まれの文芸評論家。94年『妊娠小説』(筑摩書房)でデビュー。02年『文章読本さん江』(同)で小林秀雄賞。ほかに『紅一点論』『趣味は読書。』『モダンガール論』『本の本』『学校が教えないほんとうの政治の話』『日本の同時代小説』『中古典のすすめ』など著書多数。
問い合わせは☎090・3103・1006榎本博次さんまで。
車いすをご希望の方は4月25日までに城石さん(☎047・727・0947)まで連絡を。
コロナ対策のため、発熱・体調不良の方はご遠慮を。熱を計って来場の上、マスク必着。
手話通訳あり。

斎藤美奈子さん