プロ野球ドラフト会議
専松・深沢鳳介投手ベイスターズ5位、市松・瀧本将生投手ホークス育成11位

 プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)が11日に行われ、専修大学松戸高校の深沢鳳介(おうすけ)投手が横浜DeNAベイスターズから5位で指名された。深沢投手はエースとして同校を春夏連続で甲子園に導き、夏には甲子園初勝利に貢献した。
 同校は北海道日本ハムファイターズのエース・上沢直之投手、19年に新人王を獲得した福岡ソフトバンクホークスの高橋礼投手などを輩出している。
 育成ドラフトでは、松戸市立松戸高校の瀧本将生(まさき)投手が11位でホークスから指名された。同校の選手がドラフト会議で指名されたのは初めて。同球団は選手を育てることに定評があり、千賀滉大投手、甲斐拓也捕手、牧原大成選手、周東佑京選手など、育成出身者が多く活躍。
 瀧本君は 「日本一に何度もなり、資金力や設備など世界でも有数のチーム。そこでプレーできるのは嬉しい。まずは支配下登録を目指し、1軍で活躍したい。(育成からエースになった)千賀投手を尊敬しています」と話した。
 指名のあいさつのため同校を訪れたスカウトの福元淳史さんは「フォークのように縦に落ちるスライダーが魅力。投手になってまだ2年半なので肩を酷使していない。何より綺麗でバランスがいい走りをするので、伸び代を感じる」と話した。【戸田 照朗】

指名を受け笑顔を見せる深沢鳳介投手(中央)、富山尚德理事長(右)、五味光校長(左)(写真は同校提供)

工藤公康監督のサインボールを手に笑顔を見せる瀧本将生投手

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