がん患者サポートするホテル来月開業
柏市のがん研究センター東病院敷地内に

 柏市柏の葉にある国立がん研究センター東病院の敷地内に、がん患者をサポートするホテル「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」=写真=が来月1日に開業する。
 毎年国内外からのべ30万人弱のがん患者が来院するという同病院では、かねてより病院受診者の利便性向上が求められていた。敷地内にホテルが開業することで、患者とその家族の通院時の負担軽減や遠方の方の受診の利便性向上が期待できるほか、新たな診療モデル創出の場としても活用し、最先端のがん治療やヘルスケアサービスの提供につなげたいとしている。
 開業するホテルは地上7階建て。客室数は145室で、約22平方メートルから最大約60平方メートルのゆとりある客室までさまざまなニーズに合わせて選択可能。24時間体制でホテル専任のケアスタッフが常駐し、各客室にはケアスタッフに繋がる呼び出しボタン・館内電話が設置され、体調不良時などに素早く対応する。AIカメラを使った緊急対応、ロボットによる食事配送の試験導入、デバイスでバイタルデータを測定するサービスなど他ホテルとは一線を画す、独自のおもてなしサービスも提供される。
 また、2階の一部には同病院の外来拡張エリアが設けられ、10室の診療室、うち2室はオンライン診療の環境が整えられ、セカンドオピニオン外来などの外来診療が実施される。
☎04・7137・6131。

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