わたしのページ(読者投稿)2020年1月12日

杉本洋子さんの作品

ユニークな十二支の順番の由来
 2020年は令和2年です。そして干支の出発点ネズミ年です。
干支の順番にはいろいろな説がありますが、やはり中国から来たということです。
 中国のある神様が方角に合わせて12の動物で干支を決めました。1月1日に一番早くお寺に着いたものから順番に干支を決めるということで、一番早く着いたのは実は牛でした。しかし、ネズミもしっかりもので着くまで牛の背中に乗って、到着するや背中から降りて一番になったということです。
 あとひとつ、なぜ猫が干支に入ってないかというと、猫がネズミから1月1日を2日とだまされ、お寺に到着した時はすでに12の干支がおり、除外され、それ以来猫とネズミは犬猿の仲になったということです。
 何ともユーモラスで動物同士の駆け引きありの悪知恵ありの干支の順番と思いますが、ともあれネズミ年、そして干支のはじめ令和2年、誰もが幸せいっぱいの1年になることも干支の順番を決めた神様が一番願っておられると思います。
 そして東京オリンピックの開催年、金メダルがネズミ算式でいっぱい獲れる事を期待して楽しみな年になることをネズミさんも祈っています。(胡録台・干支由来77)
神社参拝、おせち、そして読書
 元旦は、除夜の鐘の音を聞きながら熊野神社に参拝。みんなの健康、安全などを願い、交通安全のお守りを頂いて来る。
 2日は孫たちとおせちを囲む。3日は書店に行く。買いたい本が決まっていないが、店に入ると目の前に新刊本、人気のある本が所狭しと並んでいる。その中から新聞に紹介が載っていた「ぼくらの七日間戦争」を選び、そのほかにもう1冊を購う。
 腰を落ち着けて「ぼくらの七日間戦争」を開く。3時間ほどで読み終えた。
 高校生5人が親の勝手、強引さに無断で炭鉱跡の建物でキャンプをすることになり、そこに不法入国で追われるタイ人の子ども(マレット)が加わり、それを探しに入国管理局の職員、親が押しかけてくる。
 7日間何とか逃げ切るが、その間に5人の心がばらばらになったり、それぞれ自分の気持ちを正直に出すことによって、そこに本当の友情が生まれ、そしてそれぞれに成長して行く姿に初恋が絡んださわやかな青春時代の作品だ。
 こういう時代が遠い遠い昔に自分にもあったことを思いながら一気に読み終えた。高校生の孫にも読ませたいものだ。
 面白かったので、良かったら読んでみてと手渡そう。
 (常盤平・まつどじゅうみん)

福さん(高塚新田)

わたしの新年の抱負は
 わたしの新年の抱負は「困っている人を見かけたら声をかける」です。気になる人がいたら見て見ぬふりをせず、自分から声をかけたいと思います。
 先日、視覚に障害のある方が話していたのですが、声をかける際は 「大丈夫ですか?」ではなく「何かお手伝いできることはありますか?」 が良いのだそうです。
  「大丈夫ですか?」と聞かれると、反射的に「大丈夫です」と答えてしまうのと、人によってはプライドが傷つく言葉なのだそうです。
 一方「何かお手伝いできることはありますか?」は暖かい気持ちにしてくれる魔法の言葉なのだそうです。
 その話を聞いて、想像することはもちろん大切ですが、想像するだけでは追いつかない、分からないことも多くあるのだと思いました。より理解するためには、相手の話をじっくり聞くことが必要なのだと。
 声かけは、出来そうでなかなか難しい行動です。勇気を出して声をかけても、断られることだってあるでしょう。でも、優しい言葉をかけられて嫌な気持ちになる人はあまりいないと思います。
 想像すること。きちんと話を聞くこと。そして、温もりのある声かけをしていきたいと思います。
(稔台・オリオン)
友だちや周りに支えられた1年
 昨年は波乱万丈の年でした。
 腸にポリープができて入院したり、娘が職替えをしたので孫の面倒をみる時間が増えて大変だったりしましたが、友だちに言うと「あなたは幸せよ。孫の面倒をみたくてもみれない人が多いんだから前向きに考えなよ」と言われて、「あー、そういうふうに考えればいいんだ」と思ったら楽になりました。
 今までは町会も完璧にこなそうと思って体調を崩したりしていましたが、娘が言うようにわたしなりにやればいいんだと思い、50%の力でやることにしました。
 友だちや周りに支えられた1年でした。「自分ひとりの力では何もできないがみんなのおかげでがんばることができた」と今はホッとしています。(八ヶ崎・匿名希望 67)
1週間だけ続ける習慣付け
 年を重ねてくると、学生の頃よりも勉強はしておいた方が良かったという思いが強くなる。
 しかも、英語とか数学という学力科目よりも美術や芸能、体育(スポーツ)や文化(将棋や楽器)などができたら、日常が豊かだろうなと思うのである。
 自分自身もそんな知識(や技能)を増やしたくて、資料集やら図録、図鑑、教科書、辞典などを買って集めてしまう。しかし、積み上がるだけであった。もっと読まなくては、との思いから、1週間だけ習慣づけようと思いたった。テーマを決め、1週間だけ続けるのだ。
 イラストを1つ描く、四字熟語を1つ覚える、詰将棋を1問解く、花の名前を1つ覚える、1週間でリコーダーで1曲仕上げるなどだ。
 頭のいろいろなところが刺激されるのか、新鮮であり、また1週間くらいなら負担にならず続いている。
 1つのことを極めるわけではないが、こんなのもありかなと楽しみながら脳トレしている。
 (小金きよしヶ丘・シゲ美 48)
わたしは賞味期限にはうるさい
 わたしは食品の「賞味期限」にはうるさい。消化器系統が弱い(二度も大病を。子どもの時と大人の時)ということもあって、食べ物には神経質だ。期間切れの物には手を出さない。
 今、食品ロスのことが問題視されているが買い求める時、つい賞味期限の長い方の品を探して買ってしまう。それはよくないことで、そうすると店の方で廃棄する品物が多くなって困るということだ。自分を省みて、その行為は身勝手だとわかった。
 だいぶ前の日のこと、その賞味期限のことで親しかった友人と仲違いをしたことがある。
 友がお礼と言って和菓子を送ってきた。それは老舗の品だったが、賞味期限が1週間ほど過ぎていた。表面に富士と立木の風景を描いた大きめの水ようかんだった。
 迷った末、好物だし念のため店へ聞いてみた。すると「食べないで下さい」との回答。それで、わたしはどうしたものかと品物を前に悩んだが、気のおけない仲だし、まあいいかと「せっかくいただいたけど賞味期限が切れているから食べないわ」と忠告した。
 すると、彼女は「食べられるのに」と言って頑として主張する。そこでわたしは「お店へ聞いたけれど食べないで下さいって言っていた」と伝えると、「そりゃ、お店は絶対そう言うわよ」と言い張って決して譲らない。永い間の友人関係は壊れた。
 やはり、わたしは「賞味期限」にはこだわらずにいられない。お腹の丈夫な人は、平気よ食べちゃうと言っているが…。
 いずれにしても、期限を守った方が美味しく食べられると確かに思うのだが。(小金原・小倉芳子)

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