千葉県中学校男子駅伝
古ヶ崎が4位
関東大会出場つかむ

 女子と同日に行われた第73回千葉県中学校男子駅伝大会では、酒井根(柏市)が優勝。2位に常盤松(流山市)、3位に久寺家(我孫子市)、4位に古ヶ崎が入った。以上の4校は関東中学校駅伝競走大会に出場する。
 松戸市から出場した河原塚は11位、一中は13位、四中は16位、常盤平は23位だった。
 男子駅伝は各支部の代表69校が出場。6区間。1区は3・14キロ。2区から6区は3・08キロ。
 古ヶ崎は1区中川朝陽選手(3年)が区間11位。2区の齋藤琉翔選手(同)は区間36位で17位まで順位を下げたが、3区の持田泰宏選手(2年)は区間5位の走りで11位まで順位を戻した。4区の吉村莉一郎選手(3年)は区間3位の快走で5位に。5区の城尾太陽選手(同)は区間12位の走りで、5位をキープ。6区アンカーの石井琢也選手(同)は区間4位の走りで5秒前を走る鎌ヶ谷五中を逆転。6秒差をつけて、関東大会出場がかかる4位を獲得した。タイムは57分01秒。優勝した酒井根とはちょうど1分差だった。
 田中輝充監督は「目標は1位で、全国大会出場だったが、1区からなかなか思うようなレース展開にはできなかったので、途中から関東に切り替えた。鎌ヶ谷五中がずっと前にいて厳しい状況だったが、最後一生懸命頑張って抜いてくれた。子どもたちにも関東決まってよかったね、と伝えた。小さな学校で、メンバーをそろえるのにも苦労してきたなかで、県の舞台で4番で関東を決められたというのは、本当にすばらしいことだと思う。昨年も4番で関東に行かせていただき、2年連続というのもなかなかできることではない。本当に子どもたちがよく頑張ってくれたなと思っています。6区の石井は400、800(メートル)をメインにやってきた子で、竸(せ)った展開になったら絶対にやってくれるだろうという期待を込めて配置をしました。それでも2500(メートル)ぐらいで並走していて、こっちもドキドキしながら応援しました。本当に良かった。酒井根は本当に強いが、実は今回のウチの目標タイムは55分代だった。子どもたちには、1区から上手く流れないなかで、よく4番で関東を決めたということと、でも、記録だけ見ると全員が当初の目標タイムで走れていれば、全国大会にも行けたわけだから、気を引き締めて、関東駅伝優勝を取りに行こう、という話をしています」と話していた。

鎌ヶ谷五中と4位を争う6区の石井琢也選手(右)

あわせて読みたい