馬橋中央が優勝
松戸市ジュニアソフトボール連盟大会

 第94回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(竹内孝之会長・松戸よみうり新聞社後援)の決勝が20日、金ヶ作小学校グラウンドで行われ、馬橋中央こども会が清志町子ども会を6―4で破り、第62回大会以来2度目の優勝を果たした。馬橋中央は前大会まで2大会連続で決勝に進出していたが、惜しくも優勝を逃し、涙を飲んでいた。
 1回表、馬橋中央は先頭打者の古島大貴選手(5年)、続く池添龍馬選手(同)が内野安打などで出塁。ノーアウト2、3塁として3番の大野璃空選手(同)の打席でワイルドピッチが出て1点を先制した。その後2アウト2、3塁で岩佐陽央選手(6年)のライト前の打球が2点タイムリーとなった。
 2回裏、清志町は先頭打者の増田壮汰選手(6年)が四球で出塁。続く山本健太選手(同)がレフトの頭を超える2ベースヒットを打って、ノーアウト2、3塁とした。続く安念佑起選手(同)が三遊間にタイムリーヒットを放ち、1点を返した。その後2アウト2、3塁となり、澤川鉄平選手(同)のショートゴロが内野安打となって、さらに1点を返した。
 3回表、馬橋中央は先頭の大野選手がセンター前にヒットで出塁。続く松田直樹選手(6年)のショートゴロが内野安打となり、ノーアウト1、2塁。その後1アウト2、3塁として、岩佐選手はセカンドゴロでアウトとなったが、その間に1点が入った。さらに、梶本大智選手(5年)が三遊間にタイムリーヒットを放ち、1点を追加した。
 4回表、馬橋中央は1アウト後、古島選手が四球で出塁。続く池添選手はサードへバント。これが内野安打となり、好走もあって、2、3塁とした。続く岩佐選手はファーストゴロでアウトとなったが、その間にサードランナーがホームインして1点を追加、6―2とした。
 最終回の5回裏、4点を追う清志町は先頭の新堀友悠選手(5年)がデッドボールで出塁。1アウト後、相川宏太選手(6年)がライト前にヒットを打って2、3塁とした。続く増田選手がサード強襲ヒットで1点を返すと、山本健太選手はピッチャーゴロでファーストでアウトとなったが、ランナーが1人返ってさらに1点を追加。2点差として粘りを見せたが、続く安念選手の打球はショート正面のライナーで、反撃もここまでとなった。
 馬橋中央のキャプテン、松田選手は「6年生が2人しかいないが、5年生にも助けられて優勝できたのはすごくうれしい。決勝戦は緊張して最初はいつものようにはできなかった。去年は準優勝で、先輩たちの気持ちも受け取って、今年は優勝しかないと思っていたので、うれしいです」と話した。
 ピッチャーでMVP賞を獲得した岩佐選手は「きょうは調子が良くて、どんどんストライク先行でいけたのでよかった。バックを守る5年生にも助けられた。ジュニア大会優勝を目標に日々頑張ってきたので、その目標がかなって、とてもうれしい。決勝戦は独特の雰囲気の中で、みんな緊張しながら戦って、集中していたので、とてもよかった。元気のあるチームで、流れに乗ったらすごく強いチームだと思います」と話した。
 林浩司監督は「昨年の秋、今年の春と決勝に進んで、優勝は越えられない壁という感じでした。子どもたちが負けた悔しさ、優勝したいという意識の強さ、日頃やってきた練習の成果を精一杯出してくれた。決勝戦前に6年生のために5年生が力を貸してやろうと一丸になってたので、5年生の力がかなり出た。(今の5年生は)来年も優勝したいという気持ちで活躍してくれると思います」と話した。
 リーグ戦、順位決定戦、決勝トーナメントの結果、個人賞は次のとおり(敬称略)。
大会5日目(10月23日)
 ★東リーグ
竜房台11―10南花島
ドリー10―0和名谷
【3位グループ決定戦】
風の子4―1火の見
小金ス6―5竜房台
火の見8―3竜房台
小金ス6―5風の子
【4位グループ決定戦】
さつき6―4古ヶ崎
南花島10―0稔 台
稔 台12―2古ヶ崎
南花島10―0さつき
【5位グループ決定戦】
松ヶ丘5―5金ヶ作
(抽選)
虹の街11―5和名谷
ドリー12―2松ヶ丘
和名谷10―2金ヶ作
ドリー 8―7虹の街
 【決勝トーナメント】
 ★準々決勝
やなぎ5―2六実ひ
清志町6―5小金北
六実ひ5―4小金北
馬橋中2―0三ヶ月
秋 山8―5あじさ
あじさ1―0三ヶ月
 ★準決勝
清志町3―0やなぎ
馬橋中5―0秋 山
 ★決勝
馬橋中6―4清志町
 【個人賞】
 ☆優秀投手賞=山本健太(清志町子ども会)、篠崎海(六実ひまわり子供会)、湯浅琉空(秋山こども会)、岩佐陽央(馬橋中央こども会)
 ☆ホームラン王賞=古林蒼唯(南花島こども会・2本)、挾間煌誠(あじさいイーグルス・2本)、湯浅琉空(秋山こども会・1本)、山形優太朗(小金北・2本)
 ☆得点王賞=古林蒼唯(南花島こども会・10点)、挾間煌誠(あじさいイーグルス・8点)、谷口晴飛(小金スマイリーズ・6点)、笹尾怜央(小金北・6点)
 ☆努力賞=江上志季(和名ヶ谷キャニオンスターズ)、村瀬愛歩(六実ひまわり子供会)、飯塚七香(同)、笠嶋芽衣(小金スマイリーズ)、大橋ももな(同)、中川結愛(同)、油石紗來(同)、石嶋七聖(やなぎフューチャーこども会)、加藤遥(さつき子供会)、田畑紡(同)、塚崎加奈(同)
 ☆敢闘賞=相川宏太(清志町子ども会)
 ☆MVP賞=岩佐陽央(馬橋中央こども会)【戸田 照朗】

優勝した馬橋中央こども会

準優勝の清志町子ども会

第3位の秋山こども会(左)とやなぎフューチャーこども会(右)

優秀投手賞

得点王賞

ホームラン王賞

努力賞

敢闘賞の相川宏太選手(清志町子ども会)

MVP賞の岩佐陽央選手(馬橋中央こども会)

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