11月2日 冬桜

先日いつものように自宅から稲毛浜までサイクリングをしていたら途中の花見川沿いで桜の花が咲いているのを見つけました。この時期に咲く桜があるのは知っていますので珍しくはないのですが紅葉している桜の木々の中にあって3本だけが花を咲かせているというのに興味をそそられました。今時分に咲く桜には10月桜、冬桜、四季桜とかいろんな種類があるようですが私が見たのは一重で花はそんなに小さくはなかったので多分冬桜だと思います。桜は春の花もいいのですが紅葉もお気に入りです。少しくすんだ柿色にすっかり茶色になった葉が混じり何となく秋の寂しさが感じられ「新古今」の雰囲気です。その中にあってしかも3本だけがしっかりと花をつけているのです。思わずサイクリングロードから外れ草をかき分け木のもとに行って観察しました。私は花に詳しいわけではないので名前も正しいのか微妙ですが何しろ花と紅葉が対比している桜は何とも結構でした。

11月3日 冬桜

今日は朝から飛ばしました。いつもの朝礼にも出ず代理店、クライアントと駆けずり回りしっかり肉体労働もしました。注文を沢山取った時より何となく「やった感」を感じるのは不思議な気持ちです。道中新京成上本郷駅の南側にあるマンションの庭で「冬桜」を一本見つけました。この花はヤマザクラとマメザクラの雑種とのことで4月とこの時期の二回咲きます。葉がすっかり散った後に咲くこの花は小さく樹の下の方から段々上へと広がっていき今は満開といったところです。所謂花見の桜「ソメイヨシノ」だとか「彼岸桜」あるいは少し前に咲く「10月桜」とはまるで風情が違います。山茶花も散ってしまった今頃は花が少ないのにもかかわらずこの花には派手さはまったくなく寒空にもしかしたら薄幸の少女とでもいうのか地味です。「花は桜木」というパッと咲きパッと散ることはありませんでその器量を誇るでもなく長い期間気づいた人にだけ微笑んでいるようです。

11月22日 営業担当者の雑記

今日から小雪(しょうせつ)。「ラストサムライ」でトム・クルーズと共演したのは小雪(こゆき)、気象用語では数時間降り続いても1時間当たりの降雨量が1mmに満たない雪のことを小雪(こゆき)。で今日もとても寒いのですがお客様のところに向かう途中で冬桜を発見しました。白っぽい小さな花びらがついていました。でもやっぱりこの時期に桜はどうも似あわなように思います。勿論春のソメイとは咲き方も違いますが周りの景色とどんよりとした空と寒空の中では花がみすぼらしく見えてしまいます。じっと耐えているという言い方もありましょうが華やかさはまずありません。冬桜からは「何時咲こうと勝手だろ」といわれそうですが花そのものよりもその景色を愛でるほうが好きな私には少し勝手が違います。先日散歩中自宅近くの花見川岸に植わったソメイには堅い堅い小さなつぼみがついていました。これから段々大きくなっていくのが楽しみです。