11月30日 シュトーレン

子供達がいる間はクリームの上にイチゴが載ったクリスマスの定番ケーキを用意していたのですが、いなくなってからは毎年シュトーレンを買っています。シュトーレンはドイツのクリスマスケーキでバターたっぷりの生地に洋酒に付けたナッツ、フルーツがぎっしり入り表面が砂糖で包まれている手に重いケーキです。今年も先週の日曜日に行きつけのケーキ屋さん(ここのケーキはどれもみなおいしくてとても人気があるお店です)で買ってきました。一応クリスマスまでに食べきることになっていますが我が家では時に12月半ばで追加購入しています。厚さ1cm位に切り家内と半分ずつほぼ毎夕食後私は紅茶で妻はコーヒで頂いています。日が経つにつれ中身が程よくこなれあっさりと、でもじんわりとした味になってきます。その頃には大概食べきっているのですが。クリスチャンでも欧州被れでもありませんが我が家ではクリスマスケーキはシュトーレンと決まっています。

11月29日 初霜

今朝は全国各地で今年一番の冷え込みだったようです。12月中旬の寒さだとのこと。私も通勤途中にある畑で霜が降りているのを見ました。多分初霜だと思います。建物の陰になっているところの草が薄っすらと白くなっていますが陽が当たるところはもう融けています。「初霜のありしと告げてゐる大地:稲畑汀子」。朝晩は随分冷え込んできましたので通勤時には薄いコートを着ています。もうそこに年末が来ているのですが繁華街の賑わいはどうなのでしょうか。大分緩和されているとはいえコロナの影響で忘年会を控える会社も多いと聞きます。私たちの一般社団法人松戸新聞販売協議会も昨年に引き続き今年の忘年会は中止。左党には辛い日々なのでしょうが酒が飲めない私には何の影響もありません。但し近所の和食屋で毎年家族が集まって楽しんでいる「ふぐ鍋」会はどうしようとかと思案中です。多分誘っても来ないでしょうからこれも今年は中止かな。

 

 

11月26日 尿管結石

今日の日経夕刊に作家の万城目学氏がプロムナードという欄に「尿管結石 アメリカ」と題した文を書かれていました。氏は5年前に第一撃が訪れたというがその時のことを「痛い痛い痛い痛い」と声に出し続けるしかないくらいの痛みに襲われ続けたが二時間後には何事もなかったように痛みが消え元に戻ったという。私も学生時代この厄介な病気になり下宿から最寄りの病院まで唸りながらタクシーで行き、待っている人を押しのけ早く診察してくれと頼んだ。結石だと分かると医師は鎮痛剤をくれ自分の病院では手術できないので実家の病院に行くようにと言われた。鎮痛剤のおかげか石の破片は流れたのか痛みは消えすぐ実家に向かったがまだ新幹線のない時代実家までの数時間痛みが再発しないことだけを願っていたのを思い出します。病院では開腹して石を取り出し無事痛みから解放され以降出ていませんがひたすら痛みに耐え七転八倒するあの経験だけはしたくありません。

11月24日 イカ、タコにも痛みの感覚?

英政府はイカやタコ、カニ、ロブスターには痛みの感覚があると結論付けた報告書をもとに、動物福祉法案の保護対象に、頭足動物や十脚甲殻類を追加することを発表したという報道がありました。この法律は動物が、感覚を持つ「生きとし生けるも」のであることを法的に認定し、ペットや家畜、野生動物の福祉施策に取り組むというもので当初は「脊椎動物」のみだったが動物愛護団体が甲殻類や軟体動物にも感覚があると主張したのを受けロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに調査を委託しこの度冒頭の結論を受けたというもの。この報告書ではこれらの生物を生きたまま冷凍したり、茹でて調理したりすることは「非人道的」な屠殺方法だとも指摘し生きたまま茹でることは推奨しないとしている。既存の法律や漁業、外食産業には直接の影響はないとはいうが踊り食いや活魚の炉端焼きを味わい「活け締め」技術の恩恵を受けている身には少々想像がつき辛い話です。

11月22日 秋色本番?

今日は朝から降ったりやんだりの天気です。代理店の行き帰りに見る常盤平駅前の並木、小金原など街路樹のある所はどこも落ち葉が雨に濡れわずかに残った葉も昨日来の雨に洗われたせいでしょうかとても鮮やかな色です。銀杏、ポプラなどは黄金に、柿、桜、ハナミズキは赤から茶色までの葉が混じり落葉しない緑とのコントラストがとても素敵です。秋色本番。10月桜が咲き山茶花が開き今はやりの皇帝ダリアが思い切り背を伸ばしゆらゆらしながら紫色の花を見せています。すっかり葉の落ちた柿の実は餌の少なくなる鳥用に残しているのでしょうか、などと甚だ短距離のセンティメンタルジャーニーを楽しんでいたら帰りには清掃車が止まりおじさんたちが道路にへばりついた落ち葉を竹箒で剝がしながら掃除をしていました。そうなんですね都会の道路で落ち葉はきっと迷惑者なんでしょうね。柄にもなく抒情に浸ったのにあっという間に現実に戻ってしまいました。

11月19日 ドラッグのガチンコ勝負? 

二十世紀が丘は閑静な住宅街ですがまだ農地が在ったりかつて会社の寮だったところが空地になっています。先ごろメイン道路に面したかなり大きな一軒家が取り壊され工事が始まりました。今日前を通るとドラッグストアの看板が出ています。驚きました。この店の斜め前方に競合店があるのですから。マツモトキヨシが以前からあり今度出来るのがサンドラッグです。業界4位5位が面と向かってガチンコ勝負となります。昔なら出来るだけ競合がない所に出店したのでしょうがいい物件がそう簡単に手に入るわけでもないので競合を潰せばいいということなのでしょうか。最近はドラッグストアなのかスーパーマーケットなのか分からない品揃えの店が増えています。中身はそんなに変わるものではないでしょうから安売競争になるのでしょうか。それとも住民に受け入れられるような「+α」を作るのでしょうか。どういうことになるのか行く末が興味津々です。

11月18日 運転免許証返上議論

昨日89歳の男性が車の運転操作ミスで3人が死傷したというニュースがありました。供述によるとスーパーで買い物をしている妻を待っていた男は、止まっていたはずの車がじわじわ動き出しアクセルとブレーキを踏み間違え急発進、急後退をしスーパーにぶつかったとのこと。止まっていた筈の車が動き出したということはブレーキの掛け方が甘かったのだろうが急発進、急後退は一度ブレーキを踏まないと出来ない操作なのだがパニクっている状態でもできたということですね。車の運転は多分日常的にしていたのでしょう。これは悲しい事件に違いないのですがこれを機にある一定の年齢になったら一律免許証返上という議論にはあっさり「はい」とは言えません。私は75歳直近の免許更新の時に運転試験場で実技試験をし運転に差しさわりのない技能、判断力、健康状態かを調べOKなら運転してもいいと考えます。年齢だけで運転の可否を決めるのには少々異論ありです。

11月17日 癌は早期発見が大切

今日の日経夕刊に東京大学特任教授の中川恵一氏が「がん社会を診る」というコラムで癌の早期発見の大切さを非常にわかり易く解説されていました。癌は概ね1cmくらいの大きさにならないと発見するのは難しい。1cmのがん病巣には10億個の細胞が詰まっている。10億はほぼ2の30乗なので1cmの大きさになるには30回の細胞分裂が必要。癌細胞が30回の細胞分裂で1cmの大きさになるには10~20年かかる。ところが早期癌の定義である2cmの大きさの細胞の数は1cmの癌の8倍すなわち2の3乗なので3回の細胞分裂でこの大きさになる、つまり1cmになるまでの1/10の期間1~2年で2cmになってしまう。結局癌と判別できるようになってからは1~2年で発見されないと転移する可能性がある。しかしコロナ禍の為早期発見が遅れ進行癌が増えているのは心配だ。転移は癌の生き残り戦略なのでその前に適切な治療が必要だといいます。

11月16日 子育てママ

昨日帰宅途中の電車の中でいつものように睡眠薬代わりの本を読んでいると赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。声の方を向くと30歳くらいの若いママが、まだ生後半年にもなっていないような赤ちゃんを抱き背中をさすりながらあやしています。乳母車もあるので泣き止まない赤ちゃんを抱きかかえているのでしょう。ママが必死であやしているのに赤ちゃんは泣き止まず体を揺さぶっています。隣に座っていた中年の女性が赤ちゃんに声をかけますが泣き止みません。お腹がすいたのかおむつが濡れているのか言葉が出来ない赤ちゃんには泣くことしか訴える術がないのですが、その中身がなんなのかママにもわからないことがあるのですね。困り果てたママは次の駅で降り長椅子に座り赤ちゃんをあやし始めました。電車が出たのでそれからどうなったかは分かりませんが子育ては本当に大変ですね。車中の人たちもきっと難儀しているママには寛容だと思いますよ。

11月15日 年賀状

私は先様から「年賀状の交歓は止めたい」と言ってきた人以外とは相変わらず年賀状で近況報告をしています。今年も先日1件お母さまが亡くなったので今年の賀状は出さないという所謂「喪中案内」が来ました。2,3年前は10~15件の喪中はがきが来ていたのでもうそろそろ落ち着いてきたのかなと思います。私は毎年干支に絡む版画を刷っており今頃からデザインを考え12月に入ると大慌てで作成に取り掛かります。デザインといっても画才のない私はどこからか借用してきたものを適当にアレンジしただけのもので受け取る人は面白くもなんともないのでしょうがかれこれ40年近く続けているのが取り柄でしょうか。前年の賀状を読み返し「それからどうなった」と問いかけたり体の調子を聞いたりを長いことしています。赤ちゃんだった後輩の子供が成人式を迎えましたとか大学に入ってからも野球を続けていますといった短いコメントに返事をするのが楽しみです。