一中4位で関東へ、河原塚は13位
千葉県中学校男子駅伝

先頭集団で走る一中1区の篠原寛君(左から2人目)

 第69回千葉県中学校男子駅伝大会(6区間、18・59 km)が4日、県立柏の葉公園で行われ、我孫子が56分37秒で優勝。2位に湖北(56分41秒)、3位に白山(56分59秒)が入り、上位3校までを我孫子市の中学が占めた。4位には松戸一中(57分39秒)が入った。優勝した我孫子は12月16日に滋賀県で開催される全国中学校駅伝大会に出場する。4位までのチームは12月2日に埼玉県で開催される関東中学校駅伝競走大会に出場する。
 松戸市から出場した河原塚は13位(59分08秒)だった。根木内は13位相当の59分05秒だったが、ユニホームがそろっていなかったため失格となった。

一中2区の槇井駿介君

 松戸一中は1区の篠原寛君(3年)が10位でたすきを継ぐと、2区の槇井駿介君(同)が区間3位の走りで6位に上げた。3区の菅野佑太君(同)は区間2位の走りで4位に。4区の篠原慧君(同)も区間2位の走りでついにトップに立ったが、5区の鹿住俊太君(2年)が区間8位で3位に。6区アンカーの加藤信君(3年)は区間22位で4位でフィニッシュした。
 キャプテンの菅野君は「ほとんどの選手が自己ベストを出して笑顔で終われたのでよかった。優勝には届かなかったが、4位という結果が残せたのはよかった。(自身の走りについては)区間賞まであとちょっとだったので悔しいですけど、自己ベストより12秒ぐらい速かったのでよかった。関東大会は上の大会にはつながらないんですが、後輩たちもこの結果を来年に引き継いで来年は全国を目指して欲しいと思っているので、先輩から後輩につなぐレースにしたい」と話していた。

一中3区の菅野佑太君(左から2人目)

 篠原慧君は「優勝をを狙っていて、自分の区間でもう少し速く渡せたかな、とも思うので、少し悔しい。4位で関東に行けたのはうれしく思っています。県新人駅伝では2位で、その時に勝って、きょう負けたチームには関東駅伝では執念を持ってチャレンジャーとして挑み、しっかり勝って終わりたい。休んでいるときはよくコミュニケーションがとれていて、でもやるときはチーム内でもライバル心を持って、しっかり争える、上を目指せるというチームです。監督もチーム思いで、しっかり考えてくれる先生なので感謝しています」と話した。

我孫子を抜いて首位に立つ一中4区の篠原慧君

 中野直幸監督(30)は、「選手たちは全国大会を目標に努力をしてきていたので、監督、選手ともども悔しい結果となりました。選手たちも涙を流していましたが、その姿が彼らの心の内なのかなと思います。設定タイムよりも1区から4区までが速くつないでいてくれたので、予想以上の走りをしてくれました。関東大会では3位以内を目標に千葉県代表として恥じない走りをしてほしい。まだ出場する選手が決まっていないので、これからの選手争いにも期待しています。頭もいい子たちが多いので、自分たちの置かれた役割を理解して、それを走りで表現できるところがこのチームの良さだと思います。先輩後輩の分け隔てなく、縦のつながりが強い仲間思いのチームだと思います」と話した。
【戸田 照朗】

※追記

 12月2日に埼玉県で行われた関東中学駅伝男子の部では群馬県の中之条町立中之条中学が優勝。白山が2位、湖北が3位、一中は4位だった。県駅伝で優勝し、12月16日に滋賀県で行われる全国大会に出場する我孫子は10位だった。

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一中5区の鹿住俊太君

一中6区アンカーの加藤信君

河原塚1区の竹本勝洋君

河原塚2区の熱田聖人君

河原塚3区の和田航太君

河原塚4区の志賀優登君

河原塚5区の岩本雅也君

河原塚6区の浦田雅史君

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