4月19日 no art,no life

先の土曜日にNHKBSプレミアムで「no art,no life令和三年表現者」という素晴らしい番組がありました。これは障害者とその作品を取り上げた内容で以前から単発的に放送していたものを今回1時間番組にまとめたものです。彼らは何しろ書きたいから描くのですね。描くこと自体が目的でそこには一般社会にあるような名誉欲も金銭欲ももしかしたら表現欲もないのかもしれません。フロイトを彷彿とさせるような乳房と性器を積み上げた人間の深層心理表現、年を経る度に書き直す終わりのない巻物、紙を貼り付け盛り上げた奇妙な物体などそこには「いわゆる上手な作品」はまったくありません。ひたすら力強く、素直で時におどろおどろしい作品群が本能で訴えてきます。今回は森山直太朗が旅人で古川琴音扮する琴音屋というチンドン屋を先導者に異次元の世界に入っていきます。出演者の衣装にも凝っており作者の意図、意気込みが溢れていました。。

8月18日 NO ART,NO LIFE

昨晩表題のテレビ番組がありました。友人の娘婿がプロデュースしているので見てくれとのことでした。このプロデューサーはフリーのようですが時々「イタリアの小さな村」といった番組も作っているなかなか骨のある方のようです。今回は知的障害者の方々が描く絵を紹介しておりそれら独創的な作品は世界中で非常に注目されているとのことです。とても考えさせられました。人間は何のために「絵」を描くのだろうか。もちろん描きたいから描くのだろうがたいていの画家には自分を認められたいとか評価されたいとかといった気持ちもあるのだろうと思います。そして売れればもっといいという気持ちも。ただ今回彼らの作品群を見ているとそんなこととは無関係に本当に何のけれんもなく、ひたすら何かを描かずにはいられない気落ちが溢れています。まるで健常者が言葉を発するように絵で発信しているのです。自分の感性のままに本能的に色で形で何のてらいもなく。