2月18日 おもしろ短歌

先日「しびれる短歌」という本をめくっていたら面白いというか不思議な作品が載っていました。「(7x7+4÷2)÷3=17:杉田抱僕」というものです。俵万智さんが平易な言葉で日常のことを詠い色んな形の作品が出現し始めたことは聞いていましたがさてこの作品何と読むのでしょうか。「カッコなな、かけるななたす、よんわるに、カッコとじる、さんはじゅうなな」確かに五句31文字にはなっています。だからなんなんだといわれると作者の思うつぼ。「ゐゐゐゐゐゐゐゐゐゐゐゐもう自転車にしか見えないのです:今井心」ゐは最近使わない字ですが言われてみると子供の自転車の形に見えます。何度も見ていると「ゐ」の羅列は子供が自転車に乗って足で地面を蹴っているように見え始めます。うーん面白いといえばそうなんですが。これが短歌なの?などと野暮な事は言いますまい。時代は変わっています。「よく考えつきましたで賞」を差し上げましょう。