6月18日 梅雨の晴れ間
このところ前夜の天気予報では「晴れ時々曇り」となっていても突然雨が降ることがあるので傘は必ず持ち歩きます。会社の帰りに傘を使わない時にはどこかに忘れてくるという失敗もありますがずぶ濡れになるよりはいいかなと思っています。ところでこの時期を詠った俳句は沢山ありますが例えば正岡子規の「紫陽花や昨日の誠今日の嘘」といった洒脱というか読みようによっては海千山千のご年配の女性という感じの句も結構ですが飯田龍太の「雲のぼる6月宙の深山蝉」などもとても大きな景色で好きです。もうじき鬱陶しいほど鳴く「にいにい蝉」。梅雨も終わりころ雲はすっかり夏のそれです。多分これは町の中ではなく谷あいあるいは山中ほっと開けた場所での句だと思います。セミの声以外はまったく何も聞こえない静まり返った昼。そんな風に読みましたがどうなんでしょう。私の場合はいつも勝手な解釈ですので作者の意図とは全く違うかもしれませんが。