10月28日 営業担当者の雑記

先日一足先に奥日光で紅葉を楽しんできました。「いろは坂」の紅葉にはまだ早いせいか道は混んでいず中禅寺湖には目もくれずまずは湯の湖までと車を走らせました。標高1,400mを越える湖はもう大分紅葉しており湖面に映る様々な景色はどの角度からも素晴らしいものでした。一周3kmほどの散策路を写真を撮りながら、野生の猿に出会ったりしながら30分ほど歩くとこの日のメーンイベント「湯滝」があります。今まで波一つ立たない静かな湖畔だったのに突然前方からゴウゴウという水音が聞こえてきます。水の落下口から右側木々の合間に見える急角度の滝を見ながら階段を100mほどもあるのでしょうか観瀑台に降りていくと目の前に滝の全景が飛び出してきます。高さがあるので頂上は見えませんが幅30m、高さ70m、前日の雨もあり圧倒的な水量と飛び出た岩に当たった水飛沫、両側の紅葉交じりの木々、瀑音。想像以上の素晴らしい滝でした。

10月24日 営業担当者の雑記

先日IOCが東京2020でのマラソン、競歩会場を札幌に変更するとの話がありました。理由は一月前位にドーハで行われた世界陸上選手権大会で両種目の棄権者が続出したので選手の健康を考え気温が高い東京での実施は危険だとのことのようです。主催者の東京はいくつかの暑さ対策を考え、オリンピック日本代表を選ぶ際には本番と同じコースを使い暑さに強い選手を選ぶと同時に選手に与える影響なども検証したようです。そんな努力がいっぺんに吹き飛ぶ会場変更というニュースに都知事は「北がいいのなら北方領土でしたら」と目一杯の皮肉を放ちましたがさてどうなることやら。確かに選手のことを考えると東京で盛夏にマラソンするのは危険ですが、どうもこの時期での開催というのは莫大な収入源となるアメリカのテレビ局の意向もあったとか聞きます。棚ぼたの札幌は大歓迎のようです。感情的にはすっきりしない部分がありますが上手に解決してほしいものです。

10月23日 営業担当者の雑記

ラグビーW杯でベスト8の悲願を果たした日本は準々決勝で南アフリカと対戦し3-26で完敗しました。ノーサイドの瞬間膝から崩れ落ちるマイケル・リーチ、目を真っ赤にしている流、声が聞こえるほどの号泣は田中、笑わないと揶揄されている稲垣も涙、途中ケガで退場した田村も顔をゆがめている、、、そして興奮が冷め始めるとメンバーから安堵なのか、やりつくした達成感なのか笑顔が出始めた。三々五々に肩を抱き合い、ハイタッチをしグランドに手を振りそして南アフリカの選手たち一人一人と手を取り、抱擁しお互いの健闘を称えあう。インタビューに応じたキャプテン・リーチはここまですべてを犠牲にし「ONE TEAM」となり8強の壁を破ったメンバーに誇りを持っていると。いままでこれほど感激した試合があっただろうか。前回南アに勝ったときは興奮の極みでしたが今回はそれとは違う「感激」です。彼らからほとばしっていたのは流血、汗だけでなくやり通せたものだけが得る魂の震えでした。

10月18日 営業担当者の雑記

朝晩めっきり涼しくなり長そでシャツに上着を着て出勤しています。あんなに暑かった夏も台風の到来とともにどこかに行ったようです。帰宅途中には近所の庭から金木犀が香ってきます家の玄関先では銀木犀もひそやかに主張しています。いつのまにかもうすっかり秋なんですね。昨日の西行を引けば「心なき身にもあわれは知られけり」といったところでしょうか。毎年旅行雑誌を眺めてはあちらこちらと紅葉狩に出かけているのですがなかなかイメージ通りの景色にはお目にかかりません。勿論プロのカメラマンが一番いい時期を狙って取った風景写真と比べるべくもないのですが、いかにも観光用に植えた「いろはもみじ」にはあまり魅力を感じません。山一面が赤、黄色、緑それらのグラデュエーションで染まるいわゆる「錦織なす」といった紅葉が見たいのですがうまいことを巡りあうのは難しいようです。今年は山々が台風で無残な姿になっていなければいいのですが。

10月17日 営業担当者の雑記

私の好きな西行は1140年10月15日22歳で出家したと伝わります。彼の出家の理由はやんごとなき方(鳥羽天皇の中宮:待賢門院)に恋をしたからとか、朝一緒に役所に出仕した友達が夕方には亡くなり世を儚んだとかいくつかの説があるようです。それまで北面の武士として文武両道に優れ鳥羽上皇の寵愛を受けさてこれからという役人人生を捨ててしまったというのですね。世に西行ファンは五万とおり私も白洲正子の「西行」に影響を受けてからのお付き合いなのですが彼の面白いのはまったくただの坊主、歌創り放浪者ではなくどちらかというと生臭さ丸出しのところです。当時の勅撰集に採歌されるために結構な策略をしたり東大寺再建のための金策をしに平泉にまで出かけるのですが道中に寄った鎌倉で頼朝をおちょくったりまた桜の満開の時期に死ぬのだと公言しその通りに亡くなり当時の貴族間で話題になったといった伝説に事欠かない破天荒坊主だったということです。

10月16日 営業担当者の雑記

昨日はW杯ラグビーでの日本の活躍は控えましたが、スコットランドに勝った試合はもう感激だらけです。前半始まったばかりにトライされたときはどうなるものやらと心配しましたがその後福岡、松島、さらにスクラム前列の稲垣まで4人が絡むオフロードパスでトライ。これは息を飲むほどの素晴らしい連続攻撃でした。福岡も超かっこいいオフロードパス、ジャッカルしたボールを奪いそのまま4,50メートル独走でゲット。さてこのままいかないのがスコットランドの地力でしょうか。後半は立て続けにトライを奪われ7点差にまでなったのですがここからの日本の「魂」の守備は涙ものでした。全員が守備に就き、タックルしてもすぐに起き上がりまさに一丸となり必死のデフェンス。会場も全員が1チームになりラスト5秒はカウントダウン。「勝利!!」アナウンサーの声はひっくり返るは我が家のテーブルはぶっ壊れるやら。二人しかいませんが我が家も総立ちで喝采。

10月15日 営業担当者の雑記

台風19号は広範囲にとんでもない被害を引き起こしました。千曲川、多摩川、阿武隈川などの本支流が氾濫ということで物凄い数の家が水につかり、犠牲者も多数出ています。テレビに映る映像は想像を絶しています。多摩川の氾濫なんて聞いたことがありません。またこれほど広範囲で深刻な被害というのも初めてです。高層マンションは停電になると大変なことになるということも分かりました。今回は数日前から気象庁も何回も「大きく強い台風」なので早目の非難を!命が一番大切といった注意をしていましたがまさかこんなにひどいとは想定外ですよね。誰に文句を言うわけにもいかない自然災害ではありますが。被害者の方々にはなんと声を掛けたものやら。何とか早く立ち直ってほしいものです。我が家の被害は温室の上部が折れたくらいでしたが市川に住む息子の家は屋根が1/4くらいめくれ上がってしまいました。何とか雨は漏らないようですが。

10月11日 営業担当者の雑記

昨日の朝刊に千葉南部を中心に大被害をもたらした台風15号の進路が出ていましたが、改めて驚きました。結構大きな地図で各市まで表示されていたのですが正に我が家の上空を通っていた可能性大です。本当に台風の目が見えたのかもしれません。幸いにして被害がなかったので他人ごとみたいに言っていますが今回の19号は前回と同じような進路でそれよりはるかに大きいとのこと。今5時半ですが都内の主だった私鉄、JRは軒並み計画運休を発表していますが我が京成電鉄、新京成電鉄は通常運転できない可能性は言っていますが運休については情報なし。昔から京成は災害に強いのか頑張るのかめったに止まりはしませんが、もし明朝動いたとして出勤するはいいがさらに状況が悪くなる午後になって運休となると帰宅の足がありません。「One way ticket」などと気取ってはいられませんので明朝の状況次第ですな。

9月24日 営業担当者の雑記

昨日23日に国連の気候行動サミットでスウェーデン人高校生のグレタ・トゥンベリさんが演説をしました。内容は今世界の首脳らが温室効果ガス排出問題に取り組まず自分たちの世代を裏切ったと非難するもので、「私たちは今大絶滅の始まるにいる。それなのに、あなた方が話すことはお金や永続的な経済成長というおとぎ話ばかりだ。よくもそんなことを!」と怒りをぶちまけたとの報道。彼女は国連出席にも二酸化炭素を出さないヨットで大西洋を横断したり自ら始めた金曜日の学校ストが全世界の同世代の人たちに広まり数百万人の児童・生徒が学校ストを行ったりと今や世界的な顔になっているとも。どこまで科学的な検証ができているかは知らないが、このところの異常気候は度を過ぎています。北では氷河が解け南では森林での火災が止まらず本当にこのままいけば人類が滅亡するというのもあながち誇張ではないように思われます。今世界が一致して立ち上がる時期です。

9月20日 営業担当者の雑記

昨日福島原子力発電所事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力旧経営陣3人に東京地裁から無罪の判決が下った。今回のポイントは巨大津波を予見し、有効な対策を打てたのかという点だったが、それについて政府機関の長期評価で巨大津波が起きる可能性について言及していたがそれの信頼性について疑義ありさらに防潮工事などの対策を講じていても大震災の前に完了したかは不明というのが判決の理由。また「当時の社会通念や法規制は、原発の絶対的安全性の確保までを前提としていなかった」とも言及した。これだけ沢山のそして取り返しのつかない事故を起こしいまだに深刻な状況が続いている原告団には到底納得いかない判決だろう。個人的にはスリーマイル島やチェルノブイリの事故で一たび事が起きると取り返しがつかない大惨事になることは東電も分かっていただろうにという思いはありますが控訴するのか否かはこれから検討するとのこと。