4月21日 正義への一歩

昨年5月アメリカミネアポリスで起きた警官による黒人男性暴行死事件の裁判で白人、黒人を含むマイノリティー計12人からなる陪審員が満場一致で有罪の判決を下した。これに対しバイデン大統領は「米国の正義に向けて大きな一歩になり得る」と評価したと伝えられる。この事件はジョージ・フロイドという黒人男性が白人警官に踏み殺されたもので、アメリカ国内には白人の黒人に対する差別が間違いなく存在しているということを改めて再認識し著名人を含むBLM抗議活動が盛り上がったきっかけとなった事件です。アメリカの陪審員制度は日本と異なり裁判官の手助けはなく法廷での証言に基づいて満場一致で有罪、無罪だけを決めるということなので実際の量刑はこれから裁判官が決定するとのことのようですが、これをきっかけに飽きるほどそして執拗に繰り返されてきた黒人に対する(マイノリティーに対しても)差別が少しでも改善されることを期待します。