1月7日 営業担当者の雑記

今朝新聞を取りに行ったら明けの明星と三日月が並んでいました。一定の法則で動いている星同士が接近して見えることに不思議はないのですが何となくホッコリとします。さて今日は七草。小さい頃はバア様が結婚してからは妻が毎年粥を作っています。七草の中でも「セリ」「ナズナ(ぺんぺん草)」「スズナ(蕪)」「スズシロ(大根)」辺りには心当たりはありますがそれ以外はあまりよく知りません。セリはバア様に連れられこの時期よく摘みにいったものです。それがどこだったのかまったく覚えていませんが。またセリといえば「何となく芹と聞くこそあわれけれ摘みけん人の心知られて:西行」の歌を思い出します。やんごとなき人を恋してしまった男がその人の好きな芹をひたすら届けながら思い叶わず死んでしまった。今際の際娘にその思いを伝え芹を仏前に供えるように頼んだ。後年その娘が宮中で下働きをするようになってかの后がその話を聞き傍使えにしたという逸話。芹は高貴な人に叶わぬ恋をするという意味になった由。西行が世捨人になった一因とも言われる話と通じおもしろい。