福岡ソフトバンクホークス2位指名
高橋投手が市長を表敬訪問
「30歳でメジャーに」抱負を語る

本郷谷市長を表敬訪問した高橋礼投手(左)

 今年のプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた高橋礼(れい)投手(専修大学)が先月19日に契約合意し、27日に本郷谷健次市長を表敬訪問した。
 高橋投手は、1995年11月2日生まれの22歳。身長187センチという長身から地面スレスレのアンダースローで、MAX141キロのストレートと多彩な変化球を投げこむ。
 市立八ヶ崎第二小学校の低学年のころは、ジュニアソフトの「こばと」に所属していた。後に硬式野球を始め、市立第三中学校では流山ボーイズに所属。中学3年春からアンダースローの練習を始めた。
 専修大学松戸高校に進み、1年からベンチ入り。3年春の県大会で準優勝し、関東大会へ出場。3年夏の県大会準々決勝で拓大紅陵に完封勝ち。準決勝では、この年優勝して甲子園に行った木更津総合に延長でサヨナラ負けした。
 専修大学進学後は1年秋から出場。東都大学野球2部リーグで優勝し、入れ替え戦に勝って1部復帰。2年の春のリーグ戦で52季(26年)ぶりに1部優勝を果たした。ユニバーシアードにも出場。3年では調子を落としたものの、4年時には安定性が戻り、復調した。

リクエストに応じて投球フォームを披露する高橋投手

 大学野球では日本代表として世界一にも輝いたが、東都大学では、今年の春のリーグ戦の1部で最下位(6位)となり、立正大との入れ替え戦に臨んだが、1勝2敗で2部降格。先発した2試合に負け、降格したことが今までの野球人生で最も悔しいことだという。専修大学は秋のリーグ戦では2部で2位だった。
 プロ野球ではアンダースローの選手が少なく、期待されているという。目標とする選手は埼玉西武ライオンズの牧田和久投手。実績を積んで、30歳ぐらいでメジャーに挑戦したいという夢も語った。座右の銘の「全身全霊」と書いた色紙を本郷谷市長に渡した。
「まず今年は開幕1軍を目指し、信頼を得て、1軍に定着したいと思っています。ホークスは今年の日本シリーズでも、育成出身のバッテリーが先発するなど、競争が激しいチーム。うかうかしていられない。しっかり練習していきたいと思います。福岡の街は食べ物がおいしいという印象。優勝パレードに36万人集まったと聞いて、野球熱が高いところだと感じます」と話した。 【戸田 照朗】

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