ワールドカップラグビー日本代表
レメキ選手が表敬訪問

 9月8日から10月28日まで、フランスで開催された「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」に日本代表として出場したレメキ・ロマノ・ラヴァ選手(NECグリーンロケッツ東葛)が8日、松戸市を表敬訪問した。日本代表は、予選プールDを2勝2敗の3位で終え、2大会連続での決勝トーナメントに進出することはできなかったが、レメキ選手は予選プール4試合全てに出場し、サモア戦ではプレイヤーオブザマッチに選ばれ、アルゼンチン戦では、約40メートルの距離からドロップゴールを決めるなど、日本代表の中でも傑出した活躍を見せた。
 NECグリーンロケッツ東葛は、東葛地域の8市(松戸市・柏市・野田市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市、印西市、白井市)をホストエリアとして活動しているラグビーフットボールチーム。昨シーズンはリーグワンDivision1の12チーム中11位に終わり、入れ替え戦に敗れて、Division2降格となった。今シーズンはDivision1復帰を期すシーズンとなる。2021年7月2日には松戸市とのラグビーを通じた地域振興・地域貢献の相互連携に関する協定を締結している。
 レメキ選手は1989年1月20日生まれの34歳。ニュージーランド出身。NECグリーンロケッツ東葛では、WTB(ウイング)・FB(フルバック)として活躍している。
 身長は178センチ、体重96キロ。2009年に来日し、横浜キヤノンイーグルスに加入。2016年、リオデジャネイロオリンピック7人制ラグビーに出場し、4位入賞。同大会優秀選手賞「ドリームセブン」に選出された。2019年、ラグビーワールドカップ2019日本大会に出場し、史上初のベスト8進出に貢献した。2021年、NECグリーンロケッツ東葛に加入し、翌年キャプテンに就任した。
 レメキ選手は、「ワールドカップは楽しかった。ベスト8以上行ける力を持っていたのに、目標に届かなかったのは残念。今回のチームの方が、前大会のチームよりも(ベンチ入りの)23名、(代表チームの)33名の能力が全体的にあり、強かった。イングランド戦は相手のフォワード中心のプレーに苦しんで負けてしまった。アルゼンチン戦は絶対勝てた試合。プレッシャーの中でミスをしてしまい、負けた。4年後、次のワールドカップは38歳になるので、目指さない。引退はしないけど、38歳のウイング・フルバックは、世界のラグビーのなかでは、なかなかいないです。(レメキ選手の耳の後ろに『家族』という小さなタトゥーが入っている)家族のこと好きだし、大事にしているので、『家族』の漢字を耳の後ろに書いています。(リーグワンでは)全試合勝って、すぐに昇格することが目標です。みんなの応援が力になります。ホストゲームが5試合あるので、できれば試合を見に来てほしい」と話していた。【戸田 照朗】

本郷谷健次市長(右)とレメキ選手

ワールドカップラグビーについて話すレメキ選手

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