3年ぶり東葛中学駅伝
古ヶ崎7位、河原塚9位
古ヶ崎「県駅伝で優勝目指す」

 第74回東葛飾地方中学校駅伝競走大会(東葛飾地区教育委員会連絡協議会、毎日新聞社ほか主催)が15日、3年ぶりに開催され、酒井根(柏市)が1時間41分08秒で優勝。2位に久寺家(我孫子市)、3位に常盤松(流山市)が入った。松戸勢では、7位に古ヶ崎、9位に河原塚が入賞した。
 73校が参加したレースは松戸市民劇場前をスタート、野田市総合公園陸上競技場をゴールとする10区間、31・9キロで行われた。
 古ヶ崎は終始上位でレースを展開。4区を走った吉村莉一郎選手は2位にまで押し上げた。
 キャプテンでアンカーを務めた城尾太陽選手は、「前半から目標のペースで行けて、気持ちよく走れた。県新人駅伝で優勝しているので、来月5日の県駅伝では、やっぱり古ヶ崎はすごいなと思われるような走りで、引き離して優勝したい。個人としては、区間3位以内を目指して頑張りたい」と話した。
 田中輝充監督は「人数の少ない学校ですが、選手たちはよく頑張って、入賞できたと思います。来月5日は全国大会出場をかけて酒井根ともう一度勝負したい。これからの3週間で、中学生は劇的に変わるので、いくらでもチャンスはあると思う。しっかり気を引き締めて、全力で優勝をつかみにいきたい」と話した。
 河原塚は1区で47位と少し出遅れたものの、区間ごとに着実に順位を上げて、入賞を果たした。
 キャプテンで5区を走った横山青昊選手は、「3年前の前回は69位。河原塚中はずっと入賞できていなかったので、河中の歴史を塗り替えることができてうれしい。きょうは9位という結果でしたが、県駅伝では上位の8校を抜くというのが、新しい河中の目標です」と話した。
 蓑和廣太朗監督は、昨年、常盤平を男女とも全国大会に導き、今年から同校に赴任した。フォームや脚の使い方、身体の使い方を教えることで練習量が少なくてもしっかり走れるようになるという練習方法を確立し、同校でも実践。夏以降、選手が伸びてきたという。「今年の目標は入賞だったので、それが達成できてよかった。すごいエースがいるわけではなく、層が厚いところがこのチームのいいところ。県駅伝は6人なので、少し厳しくなるかもしれないが、東葛駅伝入賞で弾みがついたので、県駅伝でも8番以内を目指して頑張りたい」と話した。
【戸田 照朗】

10区、古ヶ崎・城尾太陽選手(左)、河原塚・加藤大雅選手

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