わたしのページ(読者投稿)2020年2月23日

夏ちゃんさんの作品

寒中にあって当時の事思い出す
 冬至には、子どもの頃母がやってくれたように毎年お風呂に柚子を入れ、かぼちゃを炊いていただく。今年は、だが寒に入ったという実感が無い。暮れから咲き出した遅咲きの小菊が満開だ。
 蝋梅(ろうばい)が群馬で咲き出したという便りもあった。寒さが緩いのはありがたいことだが(特に老体には)少しずつ季節感が薄れて行くのは、淋しいものだ。
 1月も2~3日になると、スーパーでは、節分用の豆が並び、コンビニなどでは、恵方巻の注文を取っている。そんなに急がないでくれ、寒のきりっとした厳寒の小気味よさも少しは味わいたいものだ。暖かいのはありがたいことなのに、贅沢を言っているのだろうか?
 25年前の1月17日の早朝に阪神大震災があった。寒い早朝だった。
8年前の3月11日は東日本大震災があった。3月とはいえ東北はまだまだ寒い頃だった。
 大震災と、寒さと現地の人たちは、どれだけの辛酸を味わったことか。
 寒中にあって当時の事を思い出さずにはおられない。
 (常盤平・まつどじゅうみん)
バレンタイン手づくり贈る喜び
 毎年2月のバレンタインデーが近づいてくるとわくわくします。なぜかというと、今現在パートで働いていますが、その中に男性陣が5人もいます。
 既成品は余り好まないので、昔洋菓子店員で働いていたこともあり、本格的に材料から仕上げます。そして出来上がったその方々の顔を形取った品々に、それぞれ一人ずつコメントを添えて渡します。その代わり、お返しのホワイトデーには何もいらないとの約束をしています。もらった人はびっくりして受けとってくれます。
 昔から人に何かをしてあげるのが好きな性格です。少しでもチョコのように甘い香りに包まれて、仲間が楽しく仲良く出来ればと願っています。
 (胡録台・チョコ嫌い)
娘に美味しい料理を作るぞ
 娘に「昨日のハンバーグ、ゴム食べてるみたいでおいしくなかった。夕ご飯だけが楽しみなんだから」と言われて、一念発起して図書館で料理の本を3冊借りた。
 わたしは45年主婦をしているが、なかなか料理をうまく作れない。借りてきた本を読んで、「タカの爪」が何かわからなかったし、コンニャクを下ゆでする理由もわからない。シイタケの戻し汁を、シイタケを煮る時に使うと美味しくなることも本で知った。
 亡くなった母は「Fちゃん、人生は一生勉強だよ」と言っていた意味を、70歳近くになってやっとわかった。
 今は本を見て、わたしの頭の中でアレンジをして、娘が喜ぶ夕飯のおかずを考える毎日です。
 (八ヶ崎・匿名希望 67)
冷凍保存で食品ロスも防げる!
 前号にお菓子の賞味期限の話が載っていました。
 わたしはあまり気にしない方ですが、やはり期限を守って美味しいうちに食べるに越したことはないです。
 それでも、頂き物をして食べ切れないって時などもありますよね。そんな時は、冷凍保存することをおすすめします。
 団子、大福、どら焼き、ようかん、ドーナツ、シュークリーム、プリン、干し柿など。大抵のものは美味しくいただけます。個包装はそのまま、まとめて入っているものは、一つずつラップで包むなどして冷凍します。食べる時は自然解凍しますが、凍ったままや半解凍して食べても美味しいです。
 冷凍すれば1か月は持つので、食品ロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)を減らすことができます。食費の節約にもなりますね。
(稔台・マロン)
ガイド講習で声掛けできる様に
 以前、十数年前の話として、都内のある駅前の横断歩道で視覚障害の男性が渡りきれない内に信号が変わってしまったのに、足がすくみ助けられず、新聞スタンドの女性が飛び出してきて多くの車を止めて一緒に渡り事なきを得た、と投稿したことがありました。
 その後、わたしはガイドの講習を受け、素人ながら街で困っている人に声を掛けられるようになりました。
 50歳くらいに見えた彼には何年か後に、その駅から10分ほど歩いた道路で、よその駐車場にズンズン入って行きぶつかりそうになっているのを見かけ、「どちらまでですか。ご一緒しましょうか」と声を掛けました。返事は駅の近くの○○へと居酒屋さんの名前を言われ、駅への途中なのでご一緒しました。
 道中、視覚を失ってから十数年になること、生活や会社にもすっかり慣れたことなどをお話してくれましたが、わたしはそれまで大変だったろうなと思うと同時に、月に何回か楽しみに居酒屋さんに通っていることに、普通のサラリーマンなんだなとほっこりする気持ちになりました。
 最初に駅前で見かけてから20年近く経ち、無事に定年を迎えられただろうかとか、実際の年齢も名前も伺いませんでしたが、新年早々に日暮里駅で視覚障害の方の死亡事故報道に接して、何度かお会いした方のことを思い出したのでした。
 (根本・みみちゃん 70)
ひな祭りも五節句のうちの一つ
 3月3日は「桃の節句」、お雛祭りの日ですね。女の子の誕生と成長を祝います。
 このお雛祭りは中国から伝わってきた「五節句」のうちの一つ。季節の節目ゆえに、邪気が入りやすいと言われ、中国では川で身を清める習慣がありました。日本では、代わりに紙人形などに変わり、現在は「雛人形」を飾るようになりました。
 この桃の節句を前に、親子で旧暦の事や歴史を語り合いながら、雛人形を飾ったり、お片付けをしてはいかがでしょうか。
 ところで「五節句」とは、1月7日の「人日じんじつ(七草がゆ)」、3月3日の「上巳じょうし(桃の節句)」、5月5日の「端午たんご(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕たなばた(星祭)」、9月9日の「重陽ちょうよう(菊の節句)」です。
 このうちの1月7日だけが同じ数字ではありませんね。この日は七草粥を頂き一年の豊作と、無病息災を願いました。その日は、人日の節句と言われ、人を大切にする観点から、「刑罰を行わない日」でもあるそうです。中国の「獣畜をあてはめて行う占い」からきているそうです。
 この機会に五節句を調べてみてはいかがでしょうか。行事・風習など、エッと思うようなエピソードが秘めている様ですね。
(孫は一番 76)
配達できる喜び健康と店に感謝
 子どもが小学1年生の頃、新聞販売店の募集を見て、「早朝の時間なら家事、育児とパートの両立ができるのでは!」と応募しました。
 他の仕事の経験も無く不安もありましたが、今日まで配達ができる喜びと自分の健康、お店の皆さんには感謝しています。
 (新松戸・読売センター新松戸で元気に働く健康おばさん)

あわせて読みたい