わたしのページ(読者投稿)
2023年5月28日

初めての船旅、充実した時間に
 今年の連休の最後の5月7日から初めての船旅をしてきました。9泊10日の船旅は1年も前に申込んだものでしたが、本当に実現できました。
 去年も日帰り旅行には行けたのですが、そこで一緒に参加している人が「何度か船旅をしているがコロナになってから外国の客船は入港出来ず、直前にキャンセルされた」と聞いていたので、もしかしたら駄目かもと不安でしたが、取り敢えずは(自分たちは健康でいなければと言う思いでした)ワクチン接種証明と乗船直前の抗原検査も無事パスし、いざ出発。
 事前にもらっていたパンフレットもあまり頭に入らず戸惑うことが多かったのですが、乗船してからはわからないことがあれば日本人スタッフが常駐しているカウンターに直行。レストランで注文する時は日本語で書かれているところを指差し、それも面倒になったら自分で選び自分で取ってくるビュッフェへ。
 また、船内ではお客さんを飽きさせない工夫が数々あり、早朝はラジオ体操の歌からはじまり、第一と第二体操。ジムやストレッチ、ダンス講習、プールやジャグジー、夜は毎日違ったショーが開催され、全てが自由参加。
 寄港地での自由時間は、船を降りたら市街地までの循環バスが用意され、時間までに戻れば良いので、お金をかけても大してかけなくても、楽しく充実した時間を過ごせました。
 元々連休明けなので、現役でも年齢層がわたしたちのように高齢な方が多いのだろうと予想しましたが、その通りでした。
 車椅子や杖をついた方々がたくさんいらっしゃるのには驚きでした。
 ご夫婦も多かったですが、4人組のグループで3人が杖をついてる女性たちも。お父さんを車椅子に乗せた息子さんや、お母さんを車椅子に乗せた娘さん。色々な方が出かけやすい環境が整って来たと感じさせる光景でした。
 わたしたちもまた何年後かに出掛けられたらいいなと家に戻りました。
 (根本・みみちゃん 73)

10万円おろしたつもりが…
 わたしは機械音痴のアナログ人間だ。昨年末の話だ。
 郵便局でお金をおろすのに、いつもは窓口でやるのだが、その日はじめてATMを使ってみた。その結果、10万円おろしたつもりが、機械から出てきたのは10円硬貨1枚のみ。通帳を見ると10円と110円がひかれていた。
 わけがわからないので郵便局員を呼んで聞いてみると、どうやら10万円の万のボタンを押せなかったみたいで(こちらはもちろん押したつもりだ)、10万円おろしたつもりが10円をおろしたことがわかった。
 そして、硬貨手数料の110円が取られたらしい。郵便局のATMで硬貨を引き出すと、1枚から110円の手数料がかかるのだそうだ。
 間違えたのだから返金してもらえるか聞いてみたが、硬貨手数料の110円は返してくれなかった。駅の切符購入で間違えたら返金してくれるのに。
 窓口でおろせば、こんなことにはならなかった。110円は頑張って慣れない機械を使うとこうなるという勉強代ということか。もう二度とATMは使うまい。
 高齢者も頑張ってスマホを持ちましょう、みたいなことを言う人たちがいるが疑問である。やりたい人はやればいいが、こんな機械音痴のアナログ人間にスマホを持てというのは、詐欺の餌食になれと言っているに等しい。
 虫嫌いな人に、虫を好きになれと言ったら虫好きになるか? できないものはできない。無理強いはよくない。
 高齢者をあまりいじめないでいただきたい。(アデリーペンギン)

庭のカラーも額のカラーも
 5月の連休に、我が家の「真っ白なカラーの花」が咲きました。
6月7月に向かい1本ずつ開花します。20年前に、植木鉢ごと大阪から引っ越してきた花です。母が大事に育てていました。
 鉢は直径40センチの少し大き目の陶器鉢で育てています。わたしは、スッとした個性的な花の姿だけでなく、美しい「葉っぱ」にも魅せられています。
 引っ越し後に株分けをし、今では1鉢が11鉢にもなりました。
 カラーは「生け花展」でも清楚に美しく飾られますが、葉まで飾られることは余りありません。テレビなどでも大型の花瓶のカラーを見かけますが、ここでも花だけが飾られています。
 白いカラーの花言葉は、「愛情」「乙女の清らかさ」「凛とした美しさ」です。よって、結婚式の髪飾りやブーケでも使われています。
 実は我が家にはもう一つ、大事にしているカラーがあります。それは額に入った絵画。もう50年以上前に、仲人さんからプレゼントされた日本画です。
 庭のカラーも、額の中のカラーも、ずっと大事にしていきたいと思います。
(カラーは一番)

経験ない痛みと吐き気の腸閉塞
 いやー痛かった痛かった。
 経験のない痛みと吐き気の「腸閉塞」で、夜中に救急車で病院へ運ばれました。
 7日間の絶食と点滴だけの治療にて、手術せず14日間で退院できましたが、今も食前に手を合わせ、何事もなくおいしくいただけますようにと祈ります。
 今まで経験したことのない痛みで、体をくの字にエビのように曲げ、がまんできない痛み、何度でも言ってしまう痛みを、病院の救急処置室で楽になり、深夜3時すぎコロナ検査のため、だぁーれもいない待合室を通り、看護師さんの足音と常夜灯を眺めながらの病室への移動の恐さは、これもまたはじめての経験でした。
(こいぬ)

なくてはならない伝統的な習慣
 お中元といえば、昨今はスーパーなどで期日前の早期割引サービスなども拡充して、お得感が先行し注文も便利になりました。
 人に品物を贈るという日本古来からのこの伝統的な習慣は、古き良き日本を代表していると思います。
 この習慣は、いつの時代も、これからも継承し大切にするべきです。
 わたしは元来、贈ることもいただくことも好ましく、この双方においてお中元はとても魅力的で、半年の恩義を先方に贈る、贈る気持ちもギフトに加えています。贈られた人が幸福になり華やいだ気持ちになりますように、と。
 コロナ禍といえどもお中元はなくてはならないもので在って欲しいです。
 (岩瀬・夏の贈り物 48)

世の中の役にと毎日ゴミ掃除を
 母が口グセのように言っていた言葉は「人生は一生勉強のようなものだ」。遊びに行くたびに「お前には学校へ行かせなくてごめんね」と言われた。
 別に母に言われなくてもわたし自身、学校へ行く気がなく中卒で工場に入った。
 工場で働くおばさんたちは陽気で「姉ちゃん働き者だね」と感心して、わたしが仲に入ってあげるからとお見合いをさせてくれた。
 その主人もガンにかかり亡くなり、わたしは生きる希望をなくして泣いてばかりいた。
 ある時、「そうだ、もう一度死んだつもりで世の中の役に立つことをしよう」と思い立って、毎日ゴミを掃除している。世の中は変わっても人のやることはあまり変わりがない。
 今では毎日、朝早く起きてゴミの後片付けをしている。(匿名希望)

子どもへ夢を与え続けて欲しい
 松戸よみうり前号掲載の、紙芝居師てるさんが絵本出版されるという記事を読みました。
 昭和のわたしたちの子ども時代は、拍子木の叩く音で近所の子どもたちが紙芝居を見たさに集まったものでした。
 当時のお金で5円玉をしっかり手に持って、水飴を買って頬張りながら、当時の人気アイドルの「月光仮面」を見たものでした。いいところで次回に続くということもあり、次はと毎回楽しんだものでした。
 現在でも紙芝居を継続されておられることに感動しました。
 子どもたちに紙芝居によって将来の夢を与え、ひとつのブームになっていくことを切に願っています。(胡録台・紙芝居)

橋本靖子さんの作品

海ちゃん(高塚新田)

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