専大松戸が選抜初勝利
常葉大菊川戦後、関係者喜びの声

 第95回記念選抜高校野球大会に出場している専修大学松戸高校は、大会5日目の22日、常葉大菊川(静岡)と対戦。3ー0で春の選抜大会としては初めて勝利を挙げた。
 専大松戸は1回裏、相手投手の制球難で1アウト満塁のチャンス。太田遥斗選手のタイムリーで2点を先制。押し出しでさらに1点を加え、3ー0とした。
 2回以降は相手投手も立ち直り、投手戦に。専大松戸はエースの平野大地投手が7安打完封の好投で、選抜初勝利を手にした。
 専大松戸はベスト8進出をかけ、きょう26日に高知(高知)ー履正社(大阪)の勝者と対戦する(24日午後1時時点。天候の関係で変更の可能性あり)。
 以下に常葉大菊川戦後の関係者の喜びの声を紹介する(松戸市広報広聴課提供)。

 富山尚德理事長
 「2回以降は点が入らない苦しい試合でしたが、まずは1勝できて良かったです。次の試合はしっかり立て直してくれると思います。松戸市の皆さん、応援ありがとうございました」。

 五味光校長
 「センバツで初勝利できて本当に良かったと思います。アルプス席に在校生卒業生をはじめ多くの応援があったおかげです。ぜひ甲子園2勝して学校の新しい歴史の1ページを開けるよう、次の試合もがんばってほしいと思います」。

 野球部保護者会会長・平野勝広さん(平野投手の父)
 「春の1勝を目標にしていたので、試合が終わって勝ててホッとしたというのが最初の感想です。松戸市にも新しい歴史を刻めたのではないかと思います。初戦ということで緊張はあったと思いますが、普段どおりのプレーが出来ていたと感じています。次の試合も一致団結して挑戦するつもりで頑張っていきたいと思います。(平野投手については)昨日、本人には自信を持って投げてこいと伝えました。プレッシャーのかかる中、完封できたのは本人にとって大きな自信にもなり、春に1勝したいと臨んで結果がついてきたのは良かったと思います。今日の出来は100点です」。
 チアリーディング部部長・小川万乃(まの)さん
 「2年前の夏に1年生で連れてきてもらいましたが、今回は前回と違い、応援している生徒も観客も多くて声出しもできているので、応援が選手に届いていると実感出来ています。秋の大会から常に帯同して応援してきているので、チアリーダーらしく動いて声も出して応援をリードしていきたいです。次の試合では私達もレベルアップした応援をしたいと思います」。

 吹奏楽部部長・賀曽利楓(かそりかえで)さん
 「2年前の夏に1年生で来たときは歓声がなかったので、今回は観客も多く応援も熱気があって良かったです。野球の応援は吹奏楽部としていつでも対応できるようにしています。甲子園で演奏できる機会をもらえてとても嬉しいです。私達も悔いの残らない演奏で応援するので、選手のみんなにも悔いの残らないプレーで頑張ってほしいです」。

 野球部マネージャー大角奏歩(おおつのかなほ)さん
 「甲子園に連れてきてもらえて、プレーしている選手やここにいるみんなに感謝したいです。他の学校に負けないくらいチームの雰囲気が良く、野球とそれ以外で常にメリハリをつけて楽しく出来ていると思います。冬の間に一生懸命頑張ってきた練習の成果を、この舞台で全部出しきって頑張ってほしいです」。

 本郷谷健次市長
 「我慢の展開だったけど最高の試合でした。コロナの影響でスタンドでの応援が制限されてきて、今回は大勢の観客がいる中で声を出しての応援が出来てよかったと思います。次の試合も期待しています」。【戸田 照朗】

専修大学松戸高校野球部(選抜出場決定時)

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