採れたて野菜楽しみ 食品ロス削減に貢献
新松戸で「農家応援プロジェクト」

枝豆を受け取る参加者。左が長野さん

 3日と4日の朝、新松戸7丁目の恩田さんの畑で「農家応援プロジェクト」の参加者が採れたての枝豆(ゆあがり娘)を受け取った。
 同プロジェクトは、同地に在住する長野正さん(73)の呼びかけで始まったもの。きっかけは、収穫期を迎えて立派に育った小松菜がトラクターで粉砕され、処分されるところを、長野さんが偶然目にしたこと。農家の方に話を伺うと、少し育ちすぎて規格に合わないため販売できずに処分しているという。食品ロスが問題になる中、農家の方が苦労して育てた野菜が廃棄処分されていることに驚き、無理のない範囲でできることはないかと申し出た。
 参加者は長野さんの呼びかけに応じた近所の方や、長野さんのサラリーマン時代の元同僚など25人。参加者はこの日、1口500円で10本の枝豆を受け取った。同プロジェクトでは、採れたての野菜を参加者で楽しむとともに、水害などで収穫できなかった場合や規格外の野菜で農家が困難に陥った時には参加者全員が1口500円で農家を応援するという。
 次回は11月頃収穫の小松菜を予定している。【戸田 照朗】

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