未来を担う子どもたちの医療に
松戸商工会議所女性会が医療機器を寄贈

松戸市医師会の東会長(右)に目録を手渡す吉場会長

 国内外で新型コロナウイルス感染症が未だ猛威を奮っているなか、医療の最前線で市内の子どもたちの診療にあたっている松戸市夜間小児急病センターを支援したいと、松戸商工会議所女性会(吉場清子会長)は24日、同センターに電子医療機器であるマクロビュー(耳鏡)3台を寄贈した。
 松戸商工会議所女性会は、市内商工業等に従事する女性の資質向上などを目的に1985年に設立。現在の会員は68人(3月10日現在)で、会員相互の親睦交流をはじめ活気あるまちづくりへの協力として「松戸まつり」など地域イベントへの参画などのほか、松戸市社会福祉協議会「フードバンク活動」への食品寄付事業などの社会貢献活動を行っており、今回の寄贈もその一環として実施された。
 同センターで行われた寄贈セレモニーには、松戸商工会議所の木川総一郎副会頭、吉場会長をはじめ副会長の岩田千代子さん、伊原美加子さんらが出席。吉場会長から、同センターを運営する松戸市医師会の東仲宣会長に「新型コロナウイルス感染症の感染拡大が広がるなか、未来を担う子どもたちの医療に役立てて欲しい」と目録が手渡された。
 受け取った東会長からは「年間8千人ほどの患者を受け入れており、そのうち7千人は市内の子どもたち。松戸市は子育てしやすいまちを掲げており、我々もそのサポートをしていきたい。いただいた医療機器は日頃の診療に役立てていきたい」と感謝の言葉が述べられていた。
 同センター担当理事で松戸市医師会の辰巳憲氏によると、寄贈されたマクロビューは中耳炎の治療に用いられる医療機器で、小児の急病において役立つ象徴的な道具ではないか、という。【竹中 景太】

あわせて読みたい