新型コロナ緊急事態宣言
不要不急の外出自粛の呼びかけなど続く

 感染者は世界で270万人を超え、死者数も19万人を突破。国内でも感染者が1万人を超えるなど未だ猛威を振るっている新型コロナウイルス。松戸市内でも4月23日現在で98人の感染者が確認され、予断を許さない状況だ。市内の学校は軒並み休校措置がとられ、企業に感染拡大防止策、市民には不要不急の外出の自粛などが求められている。【竹中 景太】

ビニールシートが設置された税制課の窓口(松戸市提供)

 

「3密」避け外出自粛を

 松戸市では、4月7日に発令された緊急事態宣言に伴う市の対応をホームページで公開している。
 その中の「皆様へお願いしたいこと」で、市民につぎのような呼びかけを行っている。
 〈市民の皆様へお願いしたいこと〉
 生活の維持に必要な場合を除き、昼夜を問わず、みだりに自宅等から外出しないようにしてください
 ★外出自粛をお願いしたい例
・「3つの密」のある施設への入場
・同居家族以外の多人数での会食への参加
・キャバレー、ナイトクラブ等の遊興施設、など
 ★生活の維持に必要な場合の例
・通院、社会福祉施設等への通所
・食料品、医薬品、生活必需品の購入
・健康維持、運動不足・ストレス解消のための運動や遊び
・在宅ではできない仕事、など
 上記のような理由で外出する場合は、「3つの密」を避け、ソーシャルディスタンス(社会的距離・周囲の人との2メートル程度の距離)を保ち、感染リスクを下げることを心がけましょう。
 ★職場への出勤
・外出自粛等のお願いから除きますが、在宅勤務、時差出勤、自転車通勤等、人との交わりを低減する取り組みをお願いします。

 

新京成線松戸駅は乗降客4~5割減

 新型コロナウイルスの感染拡大により非常事態宣言が出され、自宅での勤務を推奨する企業、また不要不急の外出を自粛する動きが広がっている。
 新京成電鉄によると、4月1日から15日までの昨年比で約4割から5割ほど松戸駅の乗降客数が減少しているという。JRでは松戸駅などの個別なデータはまだ出していないが、首都圏の主要な駅同様の減少傾向にあるという。およそ6割程度減少しているものと見られる。
 各鉄道会社では、社員のマスク着用の徹底や列車内の換気、窓口への感染防止シートの設置などの感染予防策を行うとともに、利用者に咳エチケットやうがい・手洗い、時差通勤などへの協力を呼びかけている。

 

マスク6千枚を寄付

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足しているなか、市内で各種不動産サービスを展開する㈱Myアセット(土肥伸一郎代表取締役)は13日、取引先より譲り受けた不織布製マスク6千枚を松戸市に寄付した。
 土肥代表は「松戸で創業して31年。何か松戸のお役に立てることがあればと思い、取引先から譲り受けたマスクを寄付させていただいた。病院や介護施設に配布していただければと思っている」と話し、マスクを受け取った伊藤智清副市長は「マスクが不足している中、寄付していただき感謝している。病院や介護施設はマスクが欠かせない。必要なところに配布させていただく」と応えた。

 

市役所窓口にもアクリル板

 新型コロナウイルスの感染予防対策として、松戸市は14日、市役所市民課窓口ほか5課の受付窓口にアクリル板を設置した。市民課では待合所のベンチの間隔を空けたり、1階本館連絡通路に臨時待合所を設けるなど、感染拡大の防止策を講じている。
 アクリル板が設置されたのは、市役所新館1階の市民課ほか、国民健康保険課(本館1階)、介護保険課(同)、市民税課(新館2階)、固定資産税課(同)、収納課(同)の6か所。その他、すぐやる課、税制課、債権管理課では、アクリル板以外の飛まつ防止策を行っている。
 また、新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言が発令されたことを受け、市では13日より、市民および職員への感染を防止するため、子育て支援課児童給付担当室が所管する業務への申請受付を郵送によるものとし、受付窓口を5月6日まで閉鎖している。
 その他、市内クリーンセンター(和名ヶ谷クリーンセンター、日暮クリーンセンター、資源リサイクルセンター)へのごみの持ち込み・受け入れを15日より停止している。

 

自宅で過ごす子どもたちのために特設ページ

 松戸市子育て情報サイト「まつどDE子育て」上に、自宅で過ごす子どもたちのための特設ページが開設されている。
 特設ページでは、子ども発達センター通園施設の保育士が、家庭で子どもと一緒に「いないいないばぁ」などの手遊びしながら歌を楽しむ動画や、自宅で楽しめるトレーニングやダンスの動画、松戸産の食材を使ったレシピの紹介、消防救急車のペーパークラフト、ぬり絵などのダウンロードページが用意されている。
 特設ページは、「まつどDE子育て」で検索。

 

相談専用ダイヤルを拡充

 松戸市は3月19日より開設していた「松戸市新型コロナウイルス感染症相談専用ダイヤル」を拡充。旧ダイヤルを使用休止し、今月20日より新たにフリーダイヤルの相談専用ダイヤル(0120・415・111)を設け、市民からの相談に対応している(平日8時30分~17時)。
 新たな相談専用ダイヤルは、音声案内に従い以下の番号を押すことで担当する部署につながるようになっている。①症状、受診、検査に関すること、②事業者支援に関すること、③子育て・教育に関すること、④給付金に関すること、⑨その他新型コロナウイルスに関する相談

 

特別定額給付金担当室設置

 松戸市は、特別定額給付金(仮称)事業が実施されることになったことを受け、4月21日付けで市役所市民部市民自治課内に「特別定額給付金担当室」を設置した。
 それに伴い、4月8日に経済振興部商工振興課に設置した「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策給付金等担当室」は廃止となった。
 市では、特別定額給付金を可能な限り迅速かつ的確に給付するために設置したとしている。

 

納税困難な方へ徴収猶予の対応

 松戸市では、市独自の対応として、新型コロナウイルスの影響により納税が困難な方に対して1年間、地方税の徴収を猶予(無担保、延滞金免除)する。
 対象は、2月1日から来年1月31日までに納期限が到来する地方税(個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税、償却資産税、軽自動車税、事業所税等)。市独自の対応として、収入減少の制限などは設けず、申請に係る確認資料の簡素化、徴収猶予対象の拡大を図る。
 問い合わせは、☎047・704・4004債権管理課まで。

 

保育施設休園・預かり保育休止

 松戸市は24日より市内保育施設の休園及び幼稚園の預かり保育を休止している。
 市内において新型コロナウイルスの感染者数が増加し、集団感染が発生したことからの措置。
 なお、保護者が医療従事者や介護、インフラ関係等に従事する場合、見守り家庭など、保育の必要な場合については引き続き、保育を提供していくという。
 休園期間は5月6日まで(状況により変更の場合あり)。
 問い合わせは、☎047・366・7351保育課、☎047・701・5126幼児教育課まで。

 

市水道・下水道料年末まで猶予

 松戸市は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が大幅に減少したなど一時的に料金の支払いが困難な個人または法人に対し、市営水道料金・下水道使用料の支払いを最長12月31日まで猶予することを決め、電話による申込受付を開始している。
 市営水道料金については☎047・341・0430水道部総務課、下水道使用料については☎047・366・7394下水道経営課まで。

 

ひとり親世帯へ緊急支援給付金

 松戸市は、新型コロナウイルス感染症の影響により、ひとり親世帯の収入が減少し生活の困窮への支援が必要と考えられることから、児童扶養手当を受給している世帯(生活保護受給世帯を除く)に「緊急支援給付金」を支給する。支給月は5月、8月の計2回で第1子に4万円、第2子2万円、第3子以降に各1万円を支給する。
 ☎047・366・3127子育て支援課。

 

 

 

 

 

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