岡崎朋美さんらパネリストに
東京オリパラテーマに講演とディスカッション

左から百瀬定雄教授、岡崎朋美さん、西山淳哉さん、平川孝広さん

 聖徳大学児童学部では17日、松戸市との学官連携事業の一環として、「スポーツの力でつながろう!~東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会へ向けて~」をテーマとした講演会及びパネルディスカッションを、第55回聖徳祭(学園祭)開催2日目の同大学で開催。パネルディスカッションでは、長野オリンピックのスピードスケート女子500メートル銅メダリストの岡崎朋美さんらをパネリストに迎えて行われた。
 この日はまず、聖徳大学大学院教職研究科・児童学部教授で、冬季オリンピック大会日本選手団(トリノ、バンクーバー、ソチ大会)リュージュチーム監督の百瀬定雄さんが基調講演を行い、それに続いてパネルディスカッション「豊かに生きるためにスポーツができること」が行われた。
 パネルディスカッションは基調講演を行った百瀬教授がコーディネーターをつとめ、パネリストには岡崎さんのほか、元プロラグビー選手の西山淳哉さん、2011年千葉ボッチャ選手権大会準優勝の平川孝広さんを迎えた。
 岡崎さんは「何でできないんだ、という思いから追究を始め、スケートにハマっていった。わたしは技術が足りなかったため、体づくりも追求してきた。その結果、40歳まで現役でやらせていただいた。見ている人が、その年でもやれるのだなと思ってくれたり、勇気をもらったと言ってくれたことがうれしくてやりがいがあった。スポーツ選手として行っていたことをみなさんに伝えることで、健康維持などに役立てていただけたらと思っている」と、自身がスポーツ選手として行ってきた体づくりを多くの人に伝えることも『豊かに生きるためにスポーツができること』ではないか、などと話した。
 また、来年に開催が控えている東京オリンピックについては「トップレベルの競技が見られるまたとない機会。もったいないので絶対見に行って欲しいし、ぜひ会場に足を運んでいただきたい。現地の空気を感じてもらいたい」と話していた。
【竹中 景太】

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