子どもたちの未来を応援「プログラミングカフェ」開設

 松戸市は今月3日、ゲーム製作会社「サイゲームス」と共同で、小・中・高校生が自由にプログラミングを体験できる「プログラミングカフェ」を市文化ホールに開設した。
 市では、思春期の子どもたちの育成支援と子どもの未来応援(子どもの貧困対策)の推進、子どもの孤立の防止等を目的に、家庭や学校以外の「中高生の居場所づくり」事業を推進している。同カフェもその事業の一環で、スマートフォンの普及や家庭の事情により自宅にパソコンがない家庭が増えていることから、自由にプログラミングに取り組める環境を提供し、子どもの夢や将来を考えるきっかけづくりにしてもらいたいと開設された。
 カフェは、中高生のフリースペースとして昨年8月よりオープンしている「ポップコーンまつど」の一角に設けられている。デスクトップパソコン4台とノートパソコン4台の計8台のパソコンがあり、レクチャー形式ではなく自習をベースに、自由にプログラミングが体験できる。わからないことがあったときに手助けできるスタッフも常駐している。
 カフェの開設日時は、毎週土曜または日曜のいずれか午前11時から午後5時まで。8月はオープンした3日のほか、11日と18日、そしてきょう25日に開設。9月以降も同様で、詳細は松戸市のホームページで公開される。
 取材に訪れた18日、カフェには3人の子どもたちがおり、思い思いにプログラミングを体験していた。古ヶ崎より来ていた小学5年生の児童は「プログラミングでゲームを作るのは楽しいし、作ったゲームを世界に向けて公開して好評だったらうれしい。将来はゲーム会社に入りたい」と話し、馬橋から来ていた中学2年生は「家に一人でいるよりここに来た方が楽しい。けっこう友だちができる」と笑顔で話していた。
 問い合わせは、☎047・366・7464市子どもわかもの課まで。【竹中 景太】

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