にゅうめん
三輪山本

手延べ麺 優しい味

その昔、中国から伝わったと言われるそうめん。日本における発祥の地は奈良・三輪とされる。「三輪山本」は、有名な三輪山や箸墓古墳の近くに本店を構え、昔ながらの手延べそうめんを作り続けている。

私は仕事柄、奈良を訪れることが多く、出張中の昼食にはよく、そうめんをいただく。様々なそうめんを食べてきたが、やはり最後は三輪山本のそうめんに行き着く。

旧家での撮影で今回訪れた奈良では、にゅうめんで毎日豊かな時間を過ごし、仕事を順調に終わらせることができた。温かいそうめんを「にゅうめん」と呼んで食するスタイルは、関西ではおなじみだ。

Nyumenシリーズのにゅうめんは、湯を注いで電子レンジで加熱すると簡単に作れるが、味わいは本格的だ。手延べの麺に、カツオだしの利いたつゆや、サンショウの香りがかぐわしい七味、ネギが添えられており、すぐに口にできる。梅茶漬け味もあるが、私はシンプルなにゅうめんが気に入っている。

好みに応じて、麺を小鍋で煮て野菜や卵を加えれば、ごちそうの一杯に。正月の雑煮に飽きた時、あるいは酒の肴にも、優しい味の麺はほっとする。

お酒は、美吉野醸造が、奈良古来の醸造法で醸す「花巴太古の滴」を。奈良県産の米と米こうじを使用し、さっぱりした後口の芳醇旨口の酒である。歴史ある薄口の麺と合う。

2019年1月 読売新聞 辛味主義より

三輪山本 https://www.miwayama.co.jp/newmen_nyumen (Nyumenシリーズ)

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