カエルまんじゅう
青柳総本家

表情かわいく程よい甘さ

1879年(明治12年)創業の名古屋の和菓子店「青柳総本家」に「カエルまんじゅう」という人気商品がある。カエルの顔を描いた、焼きまんじゅうだ。

大きな口と小さな目。「ムフフ」と笑っているような表情がかわいらしい。一度見たら忘れられない姿である。しっとりした皮の中に北海道小豆を炊いたこしあんがたっぷり入り、甘さも程よく、大人も子どもも親しみやすい味だ。

青柳総本家のロゴマークが、平安時代の書家、小野道風の故事にちなむ「柳に飛びつくカエル」であることから生まれた品。1989年(平成元年)に発売された。努力して柳に飛びついたカエルのように縁起が良い、「無事帰る」を連想させるなどと喜ばれ、30年に弥ロングセラーに。同社の主軸商品、ういろうに次ぐ土産品として知名度も上がっている。

整型して焼いたものに、職人が焼きごてで一つずつ目と口を入れている。「手作業なので、よく見ると表情が違います」と、営業企画室の木下美幸さん。季節商品は、11月末まではおいもあん、その後、チョコあん、さくらあん、抹茶あんが登場する。

名古屋駅前の直営店のイートインコーナーでは、ミルクシェイクにカエルまんじゅうを浮かべた「カエルのミルク風呂」を販売。インスタ映えすると人気だ。

食べておいしい、眺めて楽しい。和菓子の楽しみ方も幅広くなってきているようである。

2018年11月17日 読売新聞 甘味主義より

青柳総本家HP http://www.aoyagiuirou.co.jp/okashi/p-kaeruman.html

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