焼牛
トンデンファーム

炭火焼和牛 焼牛 かむほど味わい深く

北海道で9月に起きた地震とそれに伴う大規模停電が、記憶に新しい。電気が止まると、冷蔵庫や水槽が使えなくなる。牛乳を絞れなくなったとニュースも目にした。食いしん坊の私は、遠くにいながらも北海道のことが気がかりで仕方なかった。

少しでも応援したいと思い、今回紹介する「焼牛」は、食べ物への造詣が深い先輩を通じて知った。和牛のもも肉を使い、特製のしょうゆダレに漬けて炭火窯で焼いてある。タレ漬けと焼く過程を3〜4回丁寧に繰り返して仕上げる。

炭火の遠赤外線効果で肉全体に熱が行き渡り、うまみが際立つ。奥行きのある味わいのタレをまとった焼牛は、かみしめるほどに味わい深い。スライスして酒の肴にしてもよいし、白いご飯にもよく合う。

好みの厚さに切って皿にのせ、ラップをかけて電子レンジで10秒ほど温めるとよりおいしいが、温めすぎないように注意したい。細切りにしたキュウリやセロリなどを巻いて肴にしてもよいだろう。

製造・販売するのは、札幌市に隣接する江別市に本社を構える「トンデンフォーム」。北海道開拓で広大な土地を切り開いた屯田兵たちのフロンティアスピリッツにちなんだ社名という。素材そのものが持つ自然の風味を大切にした食品作りを心掛ける。

合わせるお酒は、小樽市の「北海道ワイン」が製造・販売する赤ワインはいかが。焼牛のコクにぴったりだ。

2018年11月 読売新聞「辛味主義」より

トンデンファームHP http://www.tondenfarm.co.jp/yakigyu/

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