乃し梅
佐藤屋

完熟梅の風味爽やかに

竹の皮をはがすと現れるうすいべっ甲色の菓子は、弾力ある歯ごたえ。かみ締めると、梅の爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。

江戸時代、山形城主の「御典医」だった小林玄瑞が、長崎で遊学中に梅を使った気付け薬として中国人から学んだものが改良され、地元の菓子として長く愛されるようになった。

「乃し梅本舗 砂糖屋」(山形市)では、基本的に県産の完熟梅を使用。遠心分離機で種と皮を取り除き、砂糖と水あめ、寒天を混ぜて煮詰めた後、ガラス張りの木枠に流し、約3mm均一の厚さで固めている。

煮詰める温度や乾燥時間は季節ごとに変える。口にしたときの固さに、変化がないようにするためだ。クリームチーズと合わせたりしても美味しいという。

読売新聞 2018年9月6日 ふるさとの逸品より

佐藤屋 http://satoya-matsubei.com/

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