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Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

和食 山口県 山陰・山陽

ふくあぶり焼き
日高食品

手頃な価格でフグ堪能

フグは、養殖技術の発達で、一年中食べられるようになった。それでも旬の季節になると、食べなくては、と心騒ぐ不思議な魚だ。

関西では、「もう食べた?」とか「行こか?」と必ず誘われる。このようにして、長い間に全国各地のフグを口にしてきた。

フグと言えば、山口県の下関市のものがよく知られている。専門店も多く、フグ鍋や刺身、空揚げなど食べ方も様々だ。ちなみに、この地でフグは、福を呼ぶ魚として「ふく」と呼ばれている。

創業60年を超えた日高食品の「ふくあぶり焼き」は、お手頃な価格でフグを十分楽しめるものだ。使っているのは東シナ海で取れたシロサバフグ。中国で水揚げしたものを日本に持ち帰り、自社の加工場で塩や砂糖で薄く味付けし、あぶり焼きにしている。

手でほぐしてそのまま食べられるが、調理してもよい。生野菜と合わせれば栄養バランスも取れる。長ネギやタマネギとともにオムレツの具に入れても。その時は、食べやすいように小さく割くのがコツだ。

いずれも、冷えたビールやワインに合う。これからの季節は、冷の日本酒もよいだろう。

今や、山口の日本酒といえば「獺祭(だっさい)」が有名だが、ふぐの刺身用にとっておくこととしよう。ご紹介したいのが、「関娘」。軽やかな飲み口で、あぶり焼きと相性がよい。

読売新聞 2016年6月18日「辛味主義」より

日高食品HP http://hidakahonten.shop-pro.jp