取り寄せBest

Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

和菓子 東北・北海道 秋田県

うす葉かりんとう、落葉かりんとう
ゆかり堂製菓

軽やかで輝く蜜

武家屋敷で有名な秋田・角館の名物のひとつが、かりんとうである。土産物店では、様々な種類のかりんとうが売られている。菓子店「ゆかり堂製菓」(創業1962年)のうす葉かりんとうと落葉(おちば)かりんとうをご紹介しよう。

うす葉かりんとうはゴマや砂糖を加えた小麦粉生地を木の葉のように薄く延ばして揚げ、白砂糖蜜、黒糖蜜をからめたもの。ぱりぱりと香ばしく、ゴマの風味が利いている。

落葉かりんとうは厚手の生地の中央に切り目を入れて手綱形にして揚げ、蜜をからめている。落ち葉が地面に落ちて反り返っている風情を表しているそうだ。歯ごたえがあり、小麦の風味が楽しめる。

棒状の黒糖かりんとうのしっかりと油分がしみこんだ濃厚な甘さも魅力だが、この店の軽やかで自然な甘さも新鮮だ。うす葉は壊れやすいし、手綱の成形も機械では難しいので手作業の工程が多いという。つやつやと輝く表面に誘われてつい手が伸びる。大人から子どもまで楽しめる、気取らないおやつ菓子である。

かりんとうが登場するのは江戸時代後期だそうだ。どこのだれが発明したのか、詳しいことは分かっていない。だが定番人気菓子として令和の時代まで伝わった。

この店の創業者はリヤカーの行商から身を起こした人だそうだ。日持ちよく、多くの人に好まれる菓子としてかりんとうに目をつけた。ピリ辛味など種類も増えて、多くの人に愛されている。

2019年9月18日 読売新聞 甘味主義

ゆかり堂製菓HPはなく、ショッピングはアマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどで商品購入可能

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です