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Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

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一徹豆腐
五木屋本舗

硬く仕上げたみそ漬け

21世紀に入る前に、各地に残る伝統の豆腐料理を調べたことがある。豆腐のみそ漬けを作る家庭が意外に多くあることに驚いたものだ。保存食として、塩気が強いものや、逆に甘みが多いものなど様々だった。

近頃は食べやすくしたものが市販され、チーズのような味わいのものもある。海外でも、豆腐が注目を集めていることが手伝って、みそ漬けは酒の肴(さかな)のみならず、健康食としても人気がある。

九州や、平家にまつわる歴史を持つ場所で作られているケースが多い。有名なのが、子守唄(うた)で知られた熊本県・五木村産のものだ。アイデアあふれるみそ漬けが各種、販売されている。

今回紹介する「五木屋本舗」で、私のお気に入りは、硬い仕上がりの「一徹豆腐」だ。サイコロ状に切って良し、スライス状も良し。口に含んだ時の弾力と、ほのかに感じる豆腐とみその風味のバランスが絶妙。野菜を添えてもよいだろう。

ほかにも、半年間漬け込み、とろっとした食感が今っぽく、人気の「山うにとうふ」(100グラム入り税込み648円)や、1週間漬け込んで、やや硬めの「とうふのみそ漬」(100グラム同432円)などがある。九州産の大豆と、日本三大急流の一つである球磨川の支流、川辺川の伏流水、もろみみそで作る豆腐のみそ漬け。ぜひ味わってもらいたい。

お酒は、「純米焼酎 川辺」(繊月酒造、熊本県人吉市)がよく合う。五木屋本舗2代目の橋本貴也さんが推薦してくれた。

2019年8月10日 読売新聞 辛味主義より

五木屋本舗 https://itsukiyahonpo.co.jp/SHOP/821.html

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