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Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

和菓子 宮城県 東北・北海道 洋菓子

くんぺん
宮城菓子店

ピーナツとゴマの力強さ

沖縄県・石垣島は、青い海に囲まれた八重山列島の島。郷土菓子の一つが「くんぺん」だ。

1922年創業の「宮城菓子店」のくんぺんは、軟らかな小麦粉の皮で、ピーナツバターと煎りゴマの案を包んだ焼き菓子である。ピーナツバターと煎りゴマのあんを包んだ焼き菓子である。ピーナツバターの甘さとコク、ゴマの香ばしさが口に一気に広がる。南国らしい濃厚な味わいだ。

くんペンは、琉球王国時代には王族達のもてなし菓子だった。中国から伝わった技法を基に作られたともいわれる。現在は日常のおやつとして、また法事などの席で食べられている。あんに白あんを加える店が多いが、この店のものはピーナツバターと煎りゴマが主で、白あんは入っていない。力強い味なのだ。

ピーナツを使った沖縄県や鹿児島県の郷土料理にジーマーミ豆腐がある。ジーマーミは琉球語で地豆、ピーナツを指すそうだ。かつてはたくさん栽培されていたのだろう。

6年前に新石垣空港が開港し、国内外からの観光客が増えた。くんペんは大人気のお土産だが、地元の若い人はあまり食べなくなったそうだ。

「伝統を守りながら、時代にあったおいしさを探っています。地元の人にこそ、くんぺんの良さを見直してもらいたい」。宮城菓子店の真境名康志さんは語る。

2019年8月3日 読売新聞 辛味主義より

読売新聞宮城菓子店HP http://miyagikasiten.com/shohin_kunpen.html

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