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Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

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うすかわ饅頭
北鎌倉儀平

口溶けさらり上品なあん

「北鎌倉儀平」(2014年開店)の名物は「うすかわ饅頭」である。中のこしあんが透けて見えるほどの薄い皮で包んでいる。皮はふんわりとやわらかく、ほのかに甘酒が香る。中のあんは品のいい薄墨色。北海道小豆に白インゲン豆を加えたもので、豆から炊き、ていねいにさらしている。甘さ控えめ、さらりと口の中で溶けて後味が良い。

和歌山・串本の「串本儀平」(1893年創業)が本店。「釜が変わると味も変わる」と、本店で炊いたあんを使っている。

うすかわ饅頭は2代目の田嶋儀平さんが和歌山市内の和菓子店で学んだ味をもとに日夜工夫し、完成したものだ。どっしりとした強い甘さが主流だったころに「甘くない饅頭があってもいいのでは」と、豆のうまみや皮の風味に着目した。人々の支持を得て和歌山県の人気菓子へと育っていく。

その儀平さんの良き理解者であった近くの寺の住職は、のちに北鎌倉の名刹建長寺の住職となった。和歌山県内だけで展開していた店を、遠い北鎌倉に出店したのは住職との縁があったからだ。

「北鎌倉に店を出したいという父の願いがようやく実現しました」と、儀平さんの娘でお上を務める堀本京子さんは語る。

京子さんは75歳。儀平さんの働く姿を見て育ち、菓子にかける思いを心に刻んできた。鎌倉の地にも、父の味が広まることを願っている。京子さんの温かい人柄にひかれ、足を運ぶお客さんも多いそうだ。

読売新聞 11月30日 甘味主義より

うすかわ饅頭 儀平HP http://gihei.com/

オンラインショップ http://shop.gihei.com/

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