黒にんにく
ムラセ

熟成で甘酸っぱく

一年ほど前、中央道のパーキングエリアの売店で見つけたのが、今回ご紹介する「黒にんにく」だ。さりげなく店の隅っこに置いてあった。

5年近く前に青森の黒にんにくを紹介したことがあるが、当時はまだ一般的ではなかった。

今スーパーはもちろん、数種類が並ぶ「道の駅」もあるほどの人気である。各所で口にすることとなり、比べて選ぶようになった。そして、今回の品に行き着いたのだ。

製造元の「ムラセ」代表の村瀬重明さんが黒ニンニクの熟成を始めたのは、12年前とのこと。試行錯誤の結果、青森県さんの「福地ホワイト六片」という品種のみを1か月間、熟成させ、途中でなんどもチェックしつつ、ニンニク本来の甘みを上手に出して仕上げている。

「ニンニクは生よりも熟成後の方が、栄養素が増えます。熟成については本当に力を入れて勉強しました」。村瀬さんの作り上げた黒にんにくの味は甘酸っぱくフルーティー。

海外からやってきた友人が、この甘いニンニクを肴として食べ過ぎてしまったことがある。食べやすいのだが、村瀬さんいわく、「1日に2〜3粒食べていただくのがいいのでは」。

お酒は、岐阜県多治見市の三千盛が醸す「三千盛 小仕込純米」をお薦めしたい。この酒蔵は辛口にこだわった蔵。クリアな後味と極上のキレのある酒が、糖度50度のニンニクの香りと味を際立たせる。

読売新聞 辛味主義 2019年5月

ムラセHP

ムラセの黒にんにくとは?

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