こはくのつみき
越乃雪本舗 大和屋

歯触りシャリッ 寒天干菓子

銘菓「越乃雪」で知られる新潟県の和菓子店「大和屋」1778年創業に、かわいらしい干菓子のシリーズがある。2017年春に発売した「こはくのつみき」は、絵本仕立てのパッケージに、色とりどりのつみきに見立てた琥珀糖を詰め合わせたものだ。

琥珀糖とは砂糖などを加えて固めた寒天を乾燥させたもので、艶干し錦玉とも呼ばれる。透明感のある淡い色彩とシャリッとした軽い歯触り、程よい甘さはこの店ならでは。パッケージの昭和レトロな趣の絵柄や、最初のページの文章も楽しい。

「大和屋は干菓子が得意な店。干菓子に触れたことがない若い方に楽しさを知ってもらいたいと考えました」と専務の岸佳也さん。

茶席の干菓子は抽象的なものが求められるが、こちらはあえて物語を感じられるようにした。開発に関わったのは、岸さんの妻、容子さんと、その姉の高波智子さん。智子さんはパッケージデザインも担当した。斬新だけど奇抜ではない。品の良さを感じるのは3人の力によるものだ。

当初は子供へのプレゼントとしての需要を予測していたが、実際は若い女性が自分のために買うことが多いそうだ。購入者がSNSに画像を投稿し、口コミで人気になった。

姉妹品に「おいしいおえかき」「あまいおはじき」「万華鏡のかけら」がある。干菓子の美しさ、楽しさをさらに感じられるだろう。

読売新聞3月23日 「甘味主義」より

越乃雪本舗 大和屋HP https://koshinoyuki.official.ec/

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