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Good Coice 〜新聞掲載の逸品〜

兵庫県 和食 関西

いかなごのくぎ煮
樽屋五兵衛

燻してパンにも合う

兵庫県の郷土料理「いかなごのくぎ煮」を山桜チップでいぶした。従来のくぎ煮とは全く異なる味わいでパンやワインとも合う。海鮮問屋「兵庫津 樽屋五兵衛」(神戸市)が2016年春に発売した。

くぎ煮は例年2〜4月(漁の解禁期間を毎年設定)に水揚げされるイカナゴの幼魚「シンコ」を、ショウガとしょうゆ、砂糖などで甘辛く炊いたもの。阪神大震災の被災者が支援に対するお礼として知人らに送り、全国に広まったという。

神戸港は17年1月に開港150年を迎えた。神戸には外国人居留地が設けられるなど、国際交流の長い歴史がある。高田誠司社長は「開港当時に自分が生きていたら、外国人向け商品を開発したはず」と思いを巡らせていた。

そんな時、「燻製にすれば、食文化の異なる外国人も食べやすくなるのでは」とひらめいた。近隣の業者に協力を求め、約半年間、試作を繰り返し、低温で丸一日かけてじっくりと煙をしみこませる方法にたどり着いた。

パッケージには知人から譲り受けた開港後(1886年)の居留地の地図をあしらっている。

看板商品は「神戸牛入り牛肉ちりめん」

神戸・垂水漁港で水揚げされたシラス(カタクチイワシ)と神戸牛を、三温糖や国産丸大豆しょうゆなどで炊きあげた。合成保存料や着色料は使用せず、「神戸みやげ」としても人気という。

2017年5月2日 読売新聞「お取り寄せの味」より

樽屋五兵衛 http://www.kobe-tarugo.com/ikanago