9月12日 営業担当者の雑記

日経夕刊の「プロムナード」欄に神野紗希という俳人のエッセイが面白かった。2歳の子供が日々成長する姿に驚きながら楽しんでいる様子を書いているのだが、その子供が始めて予防接種をした時怖がって泣くかと思ったが其れが痛いものだと知らないので先生の前に座っても平気。いざ腕に針を刺されて初めてわっと泣き出すが針を抜くとピタッと泣きやむ。二本目も三本目も同じ。針を刺している間だけ泣いて抜けばもとの表情に戻る。つまり赤ん坊には「今」しかない。過去も未来もない。彼らは今が常に更新されていく。まっさらな世界を生きている。それが半年を過ぎた頃変わってしまい刺す前後痛かったという過去の記憶が残り次も拒否。ここで玄侑宗久氏だったかと思うが偉い禅坊主が何回も同じことに感動し、つい今しがたのことを忘れる。今の今しかない。今は過去からの連続ではないといった趣旨の事を書いてあったがまさに物心つく前の「赤ちゃん」がそうなんですね。

 

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