1月17日 阪神淡路大震災25年

1995年1月17日火曜日午前5時46分。私は当時千葉に住んでいましたが前職の本社が神戸三宮にあり学生時代、会社の友達も大勢住んでいました。朝のニュースで阪神高速が倒れているのを見て一体何が起きたのか、とんでもないことになっているぞと震えました。本社のビル2階部分が押しつぶされている映像が流されています。早朝なので出勤している人はいないはずだが。友達に電話しても全くつながりません。夜になり連絡が取れた友人の話は信じられないことだらけです。須磨に住む同期の安否確認をするのにバイクで行ったのだが普通なら2,30分もあれば着くところを道中は障害物だらけ緊急車両の為通行禁止などでなんと5,6時間もかかったとか。握り飯を持っていき無事な姿を見た途端お互い泣いてしまった、大の大人がとも。二階に寝ており天井が抜け落ちたが助かったんだと。その後何度も会議で行ったが学生時代に歩き回ったところ、思い出の地は見る影もありませんでした。あれから25年。

1月16日 保田の水仙ロード

先日鋸南町保田の江月水仙ロードに行きました。この地は江戸時代から出荷用の水仙栽培が盛んだったとのことでいくつかの水仙ロードがある観光地です。私はほぼ毎年この時期に行き初春の花と香りを楽しんでいるのですが今年は不作でした。駐車場からゆっくり歩いて1時間ほど丘を登っていくと両側にびっしり数千万本ともいう水仙があるはずなのですが今年はまばらです。普段は風向きにより鼻腔をくすぐる香りもありません。それより昨年の台風の被害の方が目立ちました。いまだに屋根がブルーシートで覆われている家が沢山あり山に入っていくと枝が折れ根こそぎひっくり返っている木々があちこちにあります。山の斜面のどちら側にもそれはありますので海方向から吹いてきた風がこの辺りではいろんな方向に舞ったのでしょう。女房は「年寄りばかりで復旧もままならないのかしら、こんなに酷いと重機だって必要だし、、」と水仙より台風被害のほうが気になる様子でした。

1月15日 桂米團治公演

去る12日に恒例の銀座ブロッサム「桂米團治独演会」に行ってきました。この公演は正月と夏の2回あり私はこれを見ないと新年になりません。米團治は毎回違う弟子を連れており今回は團治郎と吉の丞が一席づつ師匠が3席でした。まずは「軽業」という伊勢参り道中の縁日にでている見世物小屋の様子を正月らしくにぎにぎしく話し次に「一文笛」という米朝が得意にしていたスリの話。掏り仲間の仕事ぶりを自慢・紹介(?)する話です。最後は「池田の猪買い」。ある冷え性の男が大阪北西部の池田に猪の肉を買いに行った時の話。米團治は何しろ声がでかくよく通り(オペラ公演の経験あり)また様子がいいので小米朝といった時代から見ていました。今回はその片鱗だけでしたが芝居噺が得意で所作も実に確かです。かといって芸一筋といった様子はなく若旦那噺も色っぽい擽りもいやらしくなく十分にスケベで大好きな芸人の一人です。だんだん成長して弟子を見るのも楽しみです。

1月14日 名樹散椿

今日八柱霊園の脇を車で通っていると2,30mに亘って塀の上の方から紅い椿が頭を覗かせていました。この時期深い緑の葉と真っ赤な花の対照が鮮やかな椿はとても目立ちます。ふと以前見たことがある速水御舟の「名樹散椿」の絵を思い出しました。この二曲一双の屏風絵は山種美術館が所蔵する重要文化財の一つで展覧会で見てとても気に入り会社の机の上にそのミニチュアを飾っています。京都地蔵院に咲く五色八重散椿がモデルとのことですが実物はもう枯れ今あるのは二代目とのこと。バックの金地に右上から左下にかけて大きな枝がくすんだ緑色の地面にしな垂れかかり赤、白、ピンクなどの花が満開で艶やかに咲いています。そしてそれが数片づつ散っています。一般的な椿は花弁全部が落ちるのですがこの花は山茶花の様に花びらがあちこちに散っています。何とも大胆で鮮やかな色使いはこの樹の圧倒的な存在感をものの見事に表現しています。

1月10日 大根引き

今日二十世紀ガ丘の方に営業に出かけたのですが途中で可愛らしいものに出会いました。二十世紀交差点JAの前にある畑に10人ほどでしょうかオレンジ色の帽子、コートを着た幼稚園児なのか保育園児なのかが集まってキャーキャー言っています。丁度信号待ちだったので見ていると農家のおばさんらしき人(もしかしたら保母さん)が真ん中に居り子供たちが畝の両側で大根を引いています。結構太い大根で当たり前ですが葉っぱも土もついた引き立て大根を手に手に持ち嬌声を挙げているところです。ご多分に漏れず中には大根はさておき追いかけっこをしている子供もいます。お母さんについていったときにスーパーで大根を見ることはあるでしょうが葉が付いた、土がついたのを見ることはまずないでしょうから子供たちがはしゃぐのも分かります。やっぱり子供たちが声を上げ遊んでいる姿はいつみてもこちらの気持ちが暖かくなります。いいものを見ました.

1月9日 ハクセキレイ

このところ会社の駐車場で20cmくらいで頭と背中は黒く翼などは白く尾っぽが長い鳥がちょこちょこ歩き回っています。飛び立っても一直線に上空には向かわず4,5m先に降りまた歩いています。カラスのように大股ではなく本当に小さい子が歩くように小刻みに足を運んで歩きます。調べると「ハクセキレイ」というそうです。止まっているときは姿勢もいいしいかにも燕尾服を着ている感じで落ち着いて見えるのですが歩き始めるとまるで違う様子になりそのギャップがとてもかわいい鳥です。元々は冬鳥だったのが最近の温暖化で関東以西でも繁殖し始めているのだとか。しかもこいつは川岸や池などだけでなく他の鳥があまり好まないような駐車場とか工場の空地とかいったところでも繁殖し、それ以前は住む場所を分け合っていた「セグロセキレイ」とか「キセキレイ」などを追い払い彼らの住む場所がなくなり困っているのだとか。見かけによらず生活力のある鳥のようです。

1月8日 年賀状

正月松の内も明け今日は8日。年賀状も出揃ったところですが最近「年賀状を今年限りで辞めます」という文言をよく目にします。年を取ったので面倒くさいとかもう義理の賀状は勘弁とかいろいろなのでしょうが私は社会人になり年賀状を書き始めてからずっと版画を彫り友人知人に出しています。下手なりに干支を入れ一人一人に昨年の賀状を読みながらその返事の形にしています。絵心がないのでデザインはそこら辺から拝借していますが版木に刀を入れたりバレンで擦ったりといった作業は全く苦になりませんので体が動く限り、ボケのお迎えが来て自己が無くなるまで続けるつもりです。頂く賀状もあんなに達筆だった人がとか字が斜めってるとか感じるところはありますが何はともあれ賀状を書く気力と体力があることにメデタシと思いながらまた長い間賀状交換していた人の身内からのハガキにさみしさを感じながら。

1月7日 アクション映画?

新年早々私の好きなハリウッドのアクション映画を見ているような事件が二つ報道されました。一つはゴーン日産自動車前会長の日本脱出劇。もう一つはアメリカがイラン革命防衛軍の司令官を隣国イラクで殺害した事件。ゴーン氏は報道によると軍人出身者が周到な準備をして行った逃亡劇のようだが、現在前職での不正な資金流用の疑いで起訴されており今回の脱出は日本の主権や法治をないがしろにする脱法行為で到底許されるものではない。逃亡先のレバノンは彼を罪には問わない姿勢とのことだがカリスマ経営者としての名声は吹き飛びただの犯罪者に成り下がってしまった。またアメリカのイラン司令官殺害はそれでなくとも緊迫していた中東情勢を一気に軍事衝突の危険に晒してしまった。トランプ大統領はそれを正当化するコメントをだしておりアメリカ国民にも賛同者はあるようだが自国の英雄を殺されたイランとしては簡単には引き下がれないのだろう。戦争にならなければいいのだが。

1月6日 年始

明けましておめでとうございます。     などと悠長なことはいえません。新聞屋さんは正月元旦と毎月一回の休刊日以外はすべて配達業務をしていますので私も早く通常モードに戻らなくてはなりません。そうはいっても今日はまだ正月6日少しお屠蘇気分で。今年はオリンピック年ということで日本全体が段々五輪一色に染まっていくのでしょう。私は観戦チケットを買っていませんのでもっぱらテレビ桟敷で好きなスポーツの応援ということになります。前回のオリンピックもいろんなドラマがあったのを記憶していますので楽しみです。さて商売はいうと昨年は少々実績が宜しくなかったのでパンツの紐を締め直し初心に戻った営業をやろうと思います。このブログも一貫性のない思いついた出来事、感じたことで行を埋めようと思っていますので1年間お付き合いのほどを。